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平成24年 9月定例会 第3号 平成24年9月6日

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  1. 八街市議会 2012-09-06
    平成24年 9月定例会 第3号 平成24年9月6日


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    最終取得日: 2021-09-17
    平成24年9月第3回八街市議会定例会会議録(第3号) ………………………………………………… 1.開議 平成24年9月6日 午前10時00分 1.出席議員は次のとおり 1番 長谷川 健 介 2番 鈴 木 広 美 3番 服 部 雅 恵 4番 小 菅 耕 二 5番 小 山 栄 治 6番 木 村 利 晴
    7番 石 井 孝 昭 8番 桜 田 秀 雄 9番 林 修 三 10番 山 口 孝 弘 11番 小 髙 良 則 12番 川 上 雄 次 13番 中 田 眞 司 14番 古 場 正 春 15番 林 政 男 16番 新 宅 雅 子 17番 加 藤 弘 18番 京 増 藤 江 19番 右 山 正 美 20番 丸 山 わき子 21番 湯 淺 祐 德 22番 鯨 井 眞佐子 1.欠席議員は次のとおり な し ………………………………………………… 1.地方自治法第121条の規定による会議事件説明のための出席者は次のとおり ………………………………………………… 市 副 教 総 市 長 北 村 新 司 長 小 澤 誠 一 長 川 島 澄 男 市 育 務 民 部 部 長 浅 羽 芳 明 長 加 藤 多久美 -105- + 市民部参事(事)国保年金課長 石 毛 勝 経 済 環 境 部 長 中 村 治 幸 建 設 部 長 糸 久 博 之 会 計 管 理 者 江 澤 弘 次 教 育 委 員 会 教 育 次 長 長谷川 淳 一 農 業 委 員 会 事 務 局 長 藤 﨑 康 雄 選挙管理委員会事務局長 小 出 聰 一
    監 査 委 員 事 務 局 長 麻 生 和 敏 財 政 課 長 吉 田 一 郎 介 護 保 険 課 長 宮 崎 充 下 水 道 課 長 藏 村 隆 雄 水 道 課 長 佐 藤 幸 男 学校給食センター所長 石 川 孝 夫 総務部参事(事)総務課長 小 出 聰 一 厚 生 課 長 石 川 良 道 経済環境部参事(事)農政課長 吉 野 輝 美 建設部参事(事)道路河川課長 勝 股 利 夫 庶 務 課 長 勝 又 寿 雄 + ………………………………………………… 1.本会議の事務局長及び書記は次のとおり 事 副 副 主 副 務 局 長 森 田 隆 之 主 主 査 主 幹 太 田 文 子 幹 梅 澤 孝 行 補 須 賀 澤 勲 査 居 初 理 英 子 ………………………………………………… 1.会議事件は次のとおり ○議事日程(第3号) 日程第1 一般質問 平成24年9月6日(木)午前10時開議 -106- + +
    + ただいまの出席議員は22名です。したがって、本日の会議は成立しました。 ○議長(鯨井眞佐子君) これから、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は配付のとおりです。 日程に入る前に報告します。 山口孝弘議員より、一般質問参考資料の配付依頼があり、許可いたしましたので配付して おきました。 以上で報告を終わります。 日程第1、昨日に引き続き、一般質問を行います。 傍聴の方に申し上げます。 傍聴人は傍聴規則第8条の規定により、議事について可否を表明、または騒ぎ立てること は禁止されています。 なお、議長の注意に従わないときは、地方自治法第130条の規定により、退場していた だく場合がありますので、あらかじめ申し上げます。 順次質問を許します。 最初に、誠和会、小髙良則議員の個人質問を許します。 ○小髙良則君 誠和会の小髙良則です。毎日新聞の記事によりますと、政府は赤字国債発行に必要な特例 公債法案のめどが立たないことを受け、4日に予定していた地方交付税、約4兆円の支払い を延期し、財源不足になることを先延ばしすることを明らかにしました。その中で、9月中 + の交付税について、市町村分約1.9兆円は予定どおり支払う方向、道府県分約2.1兆円 を3分の1の約0.7兆円に圧縮する方向で報道されております。 本市に対して、どのように影響されるか、現時点におきましては不明に思いますが、県よ りの予算削減が大変気がかりなところです。八街バイパスもいまだ完成を見ず、事業半ばで 早期の完成を求めている中での報道に、市民よりは八街市の財政は大丈夫なのかとよく聞か れますが、理解できるよう丁寧に説明をしております。厳しい財政下ですが、市民要望はき ちんと受け止め、財源をよりよく八街市の向上のために、市民が安全に安心して暮らせるた めに有効に便っていかなくてはなりません。そのためには、北村市長には、なお一層のご尽 力をお願い申し上げます。 今議会では2項目、道路問題、教育問題について通告しております。 通告に従いまして、順次質問しますので、よろしくお願いいたします。 質問事項の1番目は、道路問題について伺います。 要旨(1)一区50号線について。 以前より八街ほ210番地地先、一区50号線の道路の整備をお願いしているところでご ざいます。道路西側については、ほんの一部ですが住宅ができて、退避・往来できるように 見えます。しかし、国道の渋滞や県道の渋滞を避けるため北上します車は大変多く、生活道、 -107- 通学路でもあるため、大変危険なところに変わりはありません。私が通行しましても、宅配 の2トンクラスの箱車、ごみ収集のパッカー車等、トラックの往来も見受けられ、すれ違い には苦労する区間です。 そこで、50号線東側には、畑の地権者が3名おられますが、3名の地主の方々にお話を 伺ってきました。皆さん、この道路の危険性は大変認識されておりました。 そこで、もし拡幅を計画できましたら、協力をしていただけますかとお願いしてお聞きし ましたところ、要件はさまざまありましたが、皆さん協力の意思を示してくださいました。 この際、ぜひ、拡幅をお願いしたく思います。その拡幅の是非についてお伺いいたします。 質問事項の2番目は、教育問題について伺います。
    要旨(1)学力の向上について伺います。 次世代を担う子どもたちに生きる力を付けていくには、教育は大切です。特に八街市にお いては、将来八街市で子どもを育てたく思えるような市になってほしいと私は考え続けてお ります。高い教養、個々の特色を活かせる環境、子どもたちにさまざまな、すばらしい大人 に育っていただき、将来の八街市を行く末は日本を担っていただきたい、そのような思いよ り伺います。 八街市では、平成21年度より学力を向上させるため、プロジェクトに取り組んでおりま すが、その状況はいかがか伺います。 要旨(2)学校司書について伺います。 + 昨年は緊急雇用事業により、学校司書が配置され、学校の図書室はパソコンでの管理も行 い、司書がいることにより読書の習慣付け、また、授業の資料として利用度が向上したよう に思います。現在の図書室を見ますと、整理をされた倉庫のように利用されている様子がう かがえません。印旛管内では日数に違いはありますが、八街市以外の全ての市町村で学校司 書が配置されているとも聞いております。 そこで、八街市にも学校司書の再配置を求めるがいかがか伺います。 要旨(3)学校サポーター事業について伺います。 県の緊急雇用創出事業ですが、どのような状況か伺います。 要旨(4)中学校の必修科目である柔道の授業について伺います。 柔道は日本のお家芸とも言える歴史のある武道です。しかし、通常では誰もが経験できる ものではありません。現在、どのような状況で進められているのか伺います。 以上で、登壇しての質問を終了します。明解なるご答弁をお願いいたします。 ○市長(北村新司君) 個人質問3、誠和会、小髙良則議員の質問に答弁いたします。 初めに、質問事項1.道路問題について答弁いたします。 (1)ですが、市道一区50号線の拡幅事業につきましては、平成24年3月議会でも答 弁させていただきましたとおり、市道四木28号線の道路拡幅事業が完了した後、検討して まいりたいと考えているところでございます。 -108- + + + 現在の進捗状況といたしましては、四木28号線の事業が平成25年度に完了する予定で ありますので、平成26年度から一区50号線の拡幅事業に着手できるよう準備を進めてま いりたいと考えております。 ○教育長(川島澄男君) 質問事項2.教育問題について答弁いたします。 (1)ですが、八街市では、児童・生徒一人ひとりの基礎・基本の定着を図り、確かな学 力を育むため、平成21年度に学力向上プロジェクトチームを立ち上げました。今年度は4 年目を迎え、各学校では実態に応じて取り組みの具体目標や数値目標を設定するなどの計画 を推進しております。 また、八街市では、市独自問題で、基礎学力調査を年に2回実施し、分析と考察を行い、 千葉県標準学力検査において、千葉県平均を超えることを目標に置いて学力向上への継続的 な取り組みを行っております。 次に(2)ですが、児童・生徒が学校図書館を有効に活用するように、司書の配置が求め られております。そこで、本市では、昨年度は緊急雇用創出事業を活用して、各学校に学校 図書館司書を配置しておりました。本年度は、司書教諭と図書委員会の児童・生徒を中心に 学校図書館の運営と整備にあたっております。 しかしながら、司書教諭の主たる業務は教科指導です。一層の学校図書館運営充実にあた
    っては、司書の必要性を十分認識しております。財政状況を鑑み、今後検討してまいります。 + 次に(3)ですが、(2)でお答えした学校司書等にかわる人材として、また学校現場に おける教育活動推進に必要な人材として、県の緊急雇用創出事業を活用し、八街っ子サポー ターとして雇用、配置を行っているところです。 9月1日現在、23名を各学校に配置しております。八街っ子サポーターは、幼稚園で特 別支援教育の支援にあたっている方が5名。小中学校においては、内外の環境整備、図書室 の整備、ICT関係の補助、特別支援教育の支援等の業務にあたっている方が18名となっ ております。幼稚園、小中学校の教育活動の推進に不可欠な存在となっております。 次に(4)ですが、各中学校では、武道の授業について4校とも柔道に定めております。 教育委員会では、初めて指導を行う教員や柔道の実技経験のない教員について、研修への参 加を経た上で、授業を行うよう指示しております。 9月後半から11月前半にかけて実施する学校がほとんどですが、指導者が有段者、また は授業で指導経験のある場合は、6月から実施している学校もあります。 昨年度末に、市内中学校保健体育科教員全員を対象に事故を未然に防ぐための注意喚起及 び安全指導、女子に対する指導上の注意事項、3年間の適切な実施計画について研修を実施 ご答弁ありがとうございました。自席におきまして、若干、再質問させていただきたいと いたしました。 ○小髙良則君 思います。 -109- まず、一区50号線についてですが、四木が平成25年度に工事が終了し、平成26年度 より着手できるように考えていただけるという答弁、ありがとうございました。ぜひとも早 期の着工、完成に向けて頑張っていただきたいと思いますが、拡幅の詳細計画は、まだこれ からだと思います。しかし、歩行者の安全性等、十分考えていただいた中での工事計画をし ていただきたいと思います。現在、計画、考えがありましたらお伺いしたいと思いますがよ ろしくお願いします。 ○建設部長(糸久博之君) 一区50号線につきましては、今年度に地権者の方々の同意を取得できるように、努力し てまいりたいと考えております。それで、今お話が出ました設計につきましては、来年度、 測量等、詳細設計、また、それに基づく用地交渉の詰めを行ってまいりたいと考えておりま また、小髙議員さんにも地元ということで、関係地権者の方々に対して、いろいろと働き かけてくださっていると聞いております。今後ともご協力をいただき、何とか事業化ができ るように、私どもも頑張ってまいりたいと考えております。 個々の地権者の方々のところに行って、さまざまなお話をお聞きしたわけですが、今おっ しゃられたように、私で協力できることは、率先していきたいと思いますが、何とぞ地権者 の方々も納得していただいた上で完成できればなと思いますので、よろしくお願いしたいと す。 ○小髙良則君 + 思います。 また、拡幅によりまして、交通量の増加、また、現在通行している車両よりも大きな車両 が通行することも考えられます。場合により、整備とともに通行規制等の検討もお願いし、 高齢者にも優しいものをお願いしたいと要望しておきます。よろしくお願いいたします。 続きまして、学力の向上について再質問させていただきますが、市独自で年2回、基礎学 力調査をしている中で、県平均に対し効果は出ているのか、向上の兆しは見えているのか、 お伺いいたします。 ○教育次長(長谷川淳一君) お答えいたします。細かいデータは、ここで持っておりませんので、お答えできませんけ
    れども、全体的な話といたしまして、小学校におきましては、学校においては県平均を上回 ってきているようなところもありますけれども、まだ、全体的に県平均を下回っている状況 は変わらないと。 それから、中学校につきましても、結果的にはまだまだの状況です。特に英語と数学が低 いというようなことが、結果として出ております。 ○小髙良則君 当初、このプロジェクトは3年をめどとして、学力を向上させるということだったように 記憶しておりますが、結果が出ずに4年目に突入しているわけですが、プロジェクトの継続 内容、プロジェクト自体は今後も続けるべきと思います。多くの先生方が努力され、頑張っ -110- + + + ていることは聞いておりますが、継続内容の見直し、プロジェクトに必要な事案、要件はな いのか、お伺いいたします。 ○教育長(川島澄男君) 学力向上4年目に入ってきておるわけなんですけれども、先ほども答弁の中で、お話しま したが、基礎学力調査等を分析・考察を行って、各学校では指導事項について、また、学習 形態等についても、この学校をこんなふうにしていこうということで、今、各学校は取り組 んでいるところでございます。 それから、うちの学校は数値目標を設定して、年度末には、この数値まで到達するんだと いうことで、学期ごとの基礎学力テストにも向けて努力しているところでございます。 あと、各学校で、やはり一番大事にしなくてはいけないのは、生活のリズムを整えさせる 指導、家庭と協力して生活のリズムを整えさせて学習に専念できるようにしていくこと。そ して、もう一つは先生方がさらに研修を積んで、指導力の発揮できる、そういうような教員 を多く育成していくということが課題になっていくと、そんなふうに捉えております。 ○小髙良則君 本来であれば、教員数が増えれば、よりよい少人数制なり、手厚い教育ができるのかもし れませんが、現行の中でやっていかなくてはいけない苦労は大変感じます。今後とも継続し て、しっかりとしたプロジェクト遂行に向けて頑張っていただきたく応援いたします。 先ほどの次長の答弁の中で、外国語に対しては相当下回っているという話でしたが、八街 市におきまして、小学校で1年生から外国語教育を始めていると聞いております。早い時期 + から取り組むことは、大変有意義なことと思います。年間の時間数はどれくらいなのか。ま た、現状と成果について指導側の様子と児童の様子を含めてお伺いします。 ○教育長(川島澄男君) 小学校において、低中高それぞれ時間数が違うかと思います。低学年については学期1回 程度、外国語に触れるというようなことで進んでいるかと思います。 それから、中学年についても、やはり学期に2回、3回。そして、5年生、6年生は、今 度は英語を本格的に勉強しなくてはいけませんので、週1回は勉強していくと、そのような 形になっております。 ○小髙良則君 わかりました。ただ、外国語というのが、主に英語だと思うんですけれども、5、6年生 は一生懸命、今ALTを導入したり、その中でも苦労されていると思います。小学校1年生 から少しでも早く英語になじむということは、やはり受け入れる能力の向上につながると思 います。学期1回というのは大変少ないなと思いますが、通常の時数の中でやっていくこと は難しいのかもしれませんが、何とか工夫をされた中で、今後とも外国語に触れることがで きるような環境と申しますか、方向で考えていっていただきたいとお願い申し上げます。 続きまして、学校司書についてお伺いいたします。
    司書教諭と図書委員会の児童を中心として運営・整備にあたっているということですが、 -111- 司書のかわりは到底、司書教諭が行うことは無理があるのではないかなと。ある人に聞いた んですが、学校司書がいるということは、本のことは詳しく教えてもらえる。また、調べ学 習の相談に乗ってもらえる。読書の相談に乗ってもらえる。技能を持った人であるので、そ ういう人は大変有意義で必要だと。学校図書館には、本など物的環境、本などを学習や心を 育むためのもの。また、時間的環境として授業で学習する時間。人的環境、読書は調べ学習 の道しるべになってくれるよき先輩というようなことが必要だと聞いております。 また、学校司書教諭や図書主任などが、公の分掌として存在しますが、授業や学級担任を 持っているなど、時間的に学校、全学級の授業に関わる準備をしたり、相談に乗ってあげた りするのは不可能ですというような話も聞いております。先生方の中で司書教諭をやってい る方も週に14時間近くの授業を持っていて、その準備をしたりと大変な状況下にあります。 その先生方にさらに学校司書教諭として、学校司書をしようというのは、大変酷なことで、 何とか昨年まで司書がいて、学校の図書室が有効に活用されていた。見てみますとパソコン 導入のために、バーコードによって管理されて、1冊ずつバーコードを司書の方が貼って管 理していてくれたんですね。それが、今いないために、それが途中になって本が表に出せな かったりとか、積まれたまま倉庫のような状況になっている。大変残念に思いました。何と か、それを改善して、本の貸出率の低下が見受けられますが、それを本になじんでいただく、 学習のために使っていただく、学力をそれによって向上させていただくということが大切だ + と思います。 本来、各校1名欲しいところですが、各中学校区に1名でも中学校単位で回っていただい ても、司書の必要性を十分認識されて、中学校区1名、4中学校で4名でもいいし、毎日で なくてもいいので、何とか学校司書を明日からでも配置していただきたいというような、私 は思いでおります。ぜひとも、今後とも検討していただきたいと、ここで切望しておきます。 次に、サポーター事業について伺いますが、小中学校全てにサポーターは配置できたのか、 お伺いいたします。 ○教育次長(長谷川淳一君) す。 ○小髙良則君 先ほども教育長の方からお答えしましたが、現在23名のサポーターにお願いをしている ところでございますけれども、小中学校全てに配置をされているというふうに聞いておりま 幼稚園、小学校、中学校の教育活動の推進に不可欠の存在ですという答弁でした。先の学 校司書のように、単年度でサポーターが採用できなくなることに心配されるところです。精 査した上で、市独自の教育推進事業として継続をお願いしたいところでございます。 先ほどの答弁のように、この後にも質問しますけれども、必修科目の柔道においてもサポ ーターとして参加されていて、大変有意義だということも聞いています。また、さまざまな 支援を受けるべき生徒、子どもがサポーターによって学校で安心して生活、また学習できる ようになっております。これが単年度で終わってしまった場合、やはり学校での生活が不安 -112- + + + になる生徒も出てくるんではないかと思います。今回は創出事業として、多くのサポーター に関わる人がいましたが、そうそう予算がとれるものではないとは認識しておりますが、や はりその成果をきちんと精査した中で、この部分においてはサポーターは必要だと。名前を 変えてでも何とか資格のない人なのかもしれませんが、それでも教育現場には大変必要だと いうことも聞いております。学校環境整備という言葉を使っていいのか、わかりませんが、
    僕の聞いたのはそうですが、子どもたちに声をかけてくれたりすることによって、子どもた ちが大人の目に触れる。それは大切なことだと思うので、今後とも続けていっていただきた い。教育長もそのように思っていると思うんですが、もう一度、教育長の考えをお聞きした いと思います。 ○教育長(川島澄男君) 本当に有効に活用させていただいて、今、子どもたちが社会性がないと言われている中で いろんな方々に学校に入ってきていただいて、触れ合っていただいて、指導していただいて いると。本当に大事な事業をやっているというふうに、私も認識しております。この後も、 ぜひこれが続いていければなというふうに考えているところでございます。 ○小髙良則君 ぜひとも、財政面でも検討していただいて、よろしくお願いしたいと思います。 続きまして、中学校の必修科目柔道について伺います。 ある指導者に聞きましたところ、柔道の授業のときに生徒が畳の上に座る。先生が床の上 に座って挨拶している。それはおかしいんじゃないのかと。柔道はお互いが畳の上に対応に + 座り、挨拶、礼儀を尽くして礼に始まり礼に終わるというようなことを教えていかなくては いけないのに、先生がなぜ床の上に座って挨拶しているのかなというような話を小耳にしま した。基本からきちんとしなくてはいけないのかなと思います。柔道を遊びのように武道を 行うと大変危険なものがあります。指導側もしっかりとした経験が求められ、また、受ける 側も真剣でなくてはなりません。いたずらに身に付けようとしても、身に付くものではござ いません。 また、いじめ等の原因になってもいけません。きちんとした指導のもとでなくては、大き なけがのもととなります。適切な実施計画について研修を実施したとのことですが、心配な く授業ができるのでしょうか。 ある学校では、学校サポーター事業で柔道の有段者が指導していると聞いておりますが、 現行の柔道の指導には改善点もあるとお聞きしました。柔道等の補助員としまして、雇用も しくは協力者を継続配置する必要性を感じますがいかがか、お伺いしたいと思います。 ○教育次長(長谷川淳一君) 柔道の授業の実施にあたって安全性の確保というのは、本当に最重要課題だというふうに は認識をしております。そういうことを踏まえまして、今まで研修を重ねてきておるところ でございます。授業の実施にあたっては、生徒の実態を十分に踏まえまして、柔軟に授業内 容を工夫するということをこちらとしても指示してございます。さらに教職員が共通意識、 -113- + うに考えております。 共通の理解をもって、常に安全に留意した授業が実施できるように努めていきたいというふ また、北中学校のサポーターのことだと思いますけれども、そういった方がいらっしゃれ ば、それはかなり有効の手だてになろうかと思いますけれども、なかなか、確保が難しい状 況にございますので、サポーター事業の中で、また、改めてそういう方がいらっしゃれば、 また雇用していきたいというふうに考えております。 ○小髙良則君 今、仕事を離れた方々の中には、やはりそのような柔道を経験した方等も結構いらっしゃ ると思います。その方々にお願いすれば、中には協力してくれる方もいるとは考えられます。 ただ、中にはボランティアでいいという人もいると思いますが、ただボランティアで参加し てもらうだけでは、多分お願いする側も問題があるのかなというのを聞いております。費用 弁償等が発生したり、また、考えたり、さまざまな要件が求められると思いますが、今、北 中学校という言葉が次長の方から出ましたけれども、北中学校の事例をとってみても、大変 有意義に活動されているという話を聞いておりますので、ぜひとも4中学校全ての学校に向 けて、女子・男子おりますので、女子のスポーツ経験者でもいいと思いますが、採用できる
    ように、配置できるように何とか工夫をしていただきたいと思いますので、よろしくお願い 以上をもちまして、私の質問を終わりますが、何とぞ質問、また答弁のあった件に関して は真摯に対応していただきたくお願い申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとう + いたします。 + ございました。 ○議長(鯨井眞佐子君) 以上で、誠和会、小髙良則議員の個人質問を終了します。 次に、誠和会、山口孝弘議員の個人質問を許します。 ○山口孝弘君 こんにちは。誠和会の山口孝弘でございます。通告に基づいて質問をさせていただきます。 質問事項1.志ある若者を増やす施策についての要旨(1)について質問をいたします。 子どもたちは、その国の社会を映す鏡であります。子どもたちが自らの未来に対する夢や 目標、すなわち志を抱くことが社会に大きなエネルギーを与えます。 幕末の頃の越前の国・福井藩士で蘭学者の橋本左内は、数え年の15のときに「啓発録」 という5カ条の覚書を残しました。その中に「立志」という項があり、「自分の目標をゆる ぎなく定め、ひたすら精進せよ。志とは、自分の心が向かう目標である。一度決心したから には、真っすぐにその方向を目指し、迷わず進まなければならない」と自らに言い聞かせて おります。 今日、核家族化の進行による家族構成の変化と地域社会における連帯意識の希薄化や、学 校教育での道徳教育や倫理教育の軽視などが影響しているとも語られておりますが、実際、 何をどうすればいいのか、我々大人たちも方向性を見失っている状況にあると言えます。 -114- + 今こそ、日本の将来に向けて真剣に、その原因や事態を改善するための方策について考え るとともに、できることから始めなくてはなりません。 今回提案させていただく「立志式」とは、日本古来の成人式「元服」にあたる14歳、中 学校2年生に志を立て、自分を見つめ、自分の生き方を考え、大人への第1歩を踏み出す式 のことで、徳育の重要な一助にしてはどうかと思う次第です。 中学生時代は、肉体的にも精神的にも、子どもから大人に成長する時期であり、心身とも に不安定な時期にあります。これから迎えるであろう厳しい時代を乗り越え、すばらしい未 来を作っていくためにも、今までの自分自身を振り返り、次の時代を担う若者として、しっ かりと自分の将来を志し、自覚とともに夢や志を持たせるための行事として立志式を行うこ とは大変に意義があることではないかと思っております。 また、学校行事や総合的な学習の時間などで、20歳の半分の年齢である10歳、小学校 4年生を対象に二分の一成人式を開く小学校が全国的も増えてきており、志ある若者を増や すためにも八街でも考えていただきたいと思います。 そこで、質問させていただきます。 要旨(1)立志式、または二分の一成人式の実施についてお伺いいたします。 次に、質問事項1.志ある若者を増やす施策についての要旨(2)について質問いたしま いじめを防ぐには「卑怯な振る舞いをしない」「弱い者をいじめない」など、道徳教育を 徹底することが、当然基本になります。読売新聞調査でも「道徳教育強化に92パーセント が賛成」と出ております。しかし、現在行われている道徳教育は基本的な、子どもたちに教 + えるべき規範、価値観が伝え切れているのか疑問に感じます。それは、なぜか。「教科」で はないからです。ゆえに専門の教科担任がいない。教科書がなく、副読本という形になって す。 おります。
    戦後の道徳教育は、「人権」や「個性」を尊重し、「価値観の押し付けはよくない」と言 われてきました。だから教科にもならなかった。そのため形骸化してしまったのではないで しょうか。道徳とは人間としてどう生きるかという指針であります。それが戦後教育でなく なってしまった。それがいじめや不登校、暴力などを引き起こす原因となっているのではな いかと思っております。 教材も「価値観の押し付けはよくない」のもと、当たりさわりがなく、何を言いたいのか わかりにくい。今使っている教材ですが、「新しい道」の目次を見ていただくとわかります が、ニアミス、思い違いなど、抽象的なのがわかると思います。 このような道徳教育の現状の中で、将来の教科化を目指し作られたのが「13歳からの道 徳教科書」であります。この本の特徴ですが、各項目が吉田松陰や小林虎三郎等、歴史上の 偉人の話をもとに作られております。また、ビートたけしやイチロー、本田宗一郎の話も載 っている。これによって、生徒たちは自分の生き方を問うモデルとなる人物と出会うことが できます。記憶にも残りやすい。はっきり言って、31歳の私でも非常に感動します。大人 -115- + にも大変よい本でございます。よく経営者の方が社員教育に、この本をまとめ買いされてい るとも聞いております。 そこで、質問させていただきます。 かがか、お伺いいたします。 要旨(2)本市の道徳教育の副読本として「13歳からの道徳教科書」を取り入れてはい 次に、質問事項2.新たな公共交通施策について質問させていただきます。 近年、高齢化率の高まりや車の免許を持たない方の交通手段として、乗り合いタクシーや デマンドバスなどのオンデマンド交通システムを活用した新たな公共交通の機運が高まって おります。近隣自治体も、酒々井町、佐倉市、成田市、山武市など、次々にオンデマンド交 通システムを活用した取り組みがなされております。 このような現状の中、市では、将来に向けた公共交通の課題や可能性等に対応すべく、 市・公共交通事業者・関係機関などの参画により、地域公共交通に関する総合的な連携計画 等を策定するため、八街市地域公共交通協議会を設置いたしました。これにより、八街市の 将来的な方向性が示されていくものと感じております。 そこで、質問させていただきます。 要旨(1)新たな公共交通施策として、オンデマンド交通についてどのように考えていく 以上で登壇しての質問を終了させていただきます。明解なる答弁をよろしくお願いいたし + のかお伺いいたします。 + ます。 ○市長(北村新司君) ついて答弁いたします。 個人質問4、山口孝弘議員に答弁いたします。先に、質問事項2.新たな公共交通施策に (1)ですが、オンデマンド交通につきましては、予約制の乗り合いバス、またはタクシ ー交通による運行形態で、安価なソフトウエアの開発もあり、近年、高齢者や車の免許を持 たない方の交通手段として注目されてきており、近隣では、平成16年3月から酒々井町に おいて、社会福祉協議会が運行主体となり実施しております。 また、平成22年度からは、佐倉市の一部地域や山武市において実証運行を開始し、現在 も実証運行期間中とのことであります。 なお、東金市でも、本年度10月から、一部地域において実証運行開始すると伺っており ます。 デマンド交通の長所としては、一定のサービス区域内であれば、自宅付近から目的地、あ るいは目的地付近まで利用できる。また、乗り合いのため、座席数の関係などで利用時間が
    前後することもありますが、原則として、予約した時間に利用が可能である。一方、短所と しては、電話などによる事前予約が必要であること。サービス区域が限定されるので、目的 地によっては、ほかの公共交通への乗り継ぎが必要な場合がある。見知らぬ人との相乗りと なることから、それに抵抗感のある方がいるなどといったことが指摘されています。 -116- + 本市では、現在、公共交通空白地の解消策、または廃止となったバス路線の補完等の一環 として、コミュニティバスである、ふれあいバスを運行しておりますが、利用者の減少など もあり、市の財政負担につきましては、年々増加している状況でございます。 このような状況から、昨年度、公募委員8名を含む「八街市内公共交通活性化に関する懇 談会」を開催し、広く意見を伺ったところです。 そこで、今年度から、本市では、今後具体的な取り組みを行うにあたり「八街市地域公共 交通協議会」を開催する予定でおります。協議会のメンバー構成としては、国、県の公共交 通担当職員、警察、道路管理者、路線バスやタクシーなどの公共交通事業者、大学教授など の学識経験者、公募委員を含む利用者や市民の代表者など25人で構成されます。 この協議会において、本市の公共交通全般に関わる課題の洗い出しやデマンド交通も含め た将来的な公共交通の方向性を検討いただければと考えております。 いずれにしましても、市では、ふれあいバスの利用者減少に伴う運行経費など、財政負担 が拡大していることから、受益者負担のあり方を含め、市民ニーズに適合し、持続可能な公 共交通の形態について協議会で検討していただき、その結果を踏まえ、市としての方向性を 示してまいりたいと考えております。 ○教育長(川島澄男君) 質問事項1.志ある若者を増やす施策について答弁いたします。 (1)ですが、立志式を実施している中学校は現在ありません。 また、二分の一成人式については一小学校にて実施しております。それぞれの式の意義と 同様の取り組みについては、進級や進学の時期に、児童・生徒の実態及び家庭環境を考慮し ながら、総合的な学習の時間などを活用して、各校が工夫しながら実施をしております。 次に(2)ですが、現在使用しております道徳の副読本ですが、採択委員会を組織し、採 択された副読本を活用しております。 中学校で採用されている「中学生の新しい道」は、文部科学省の学習指導要領に沿って、 県内の公立中学校の先生方が作成した、使いやすい副読本として、以前より活用しておりま + す。 ご紹介いただいた副読本は、「中学生の新しい道」と共用し、同じ価値項目の題材を生徒 の実態に合わせて取り入れたり、朝読書に利用したり、学校生活全体の道徳教育の中で活用 しているということです。 教育委員会としましては、単価が倍以上であり予算化が難しいこと。ビデオ教材や図書室 の積極的活用により、同様の価値を見出せる教材選びが可能であることから、採用は考えて おりません。 ○山口孝弘君 ご答弁ありがとうございました。それでは、自席にて再質問させていただきます。 初めに、立志式、二分の一成人式についてでありますが、先ほどの答弁をお聞きいたしま すと、現状の説明で終わってしまったのではないかなと感じてしまったわけですが、最近の -117- + 子どもたちは、夢を語れないと言われます。やはり人間の生き方の中で、何か高いものを追 求するという気持ち、つまり志が大事であると思います。自分自身が志を高く持っていれば どんな障害があっても必ず乗り越えることができると思います。
    高い志を持って職務にあたられている教育長に、志を持つことの大切さ、そしてそれをも って、立志式、二分の一成人式の実施については、どのように考えていただけるのか、お伺 いいたします。 ○教育長(川島澄男君) 人づくり教育において、その過程において、児童・生徒がそれぞれ自分の生き方、これか らの生き方等々を考えることは大事なことだというふうに捉えております。 現在、八街の学校では、1つの小学校が二分の一成人式をやっているわけなんですけれど も、ほかの学校はそれぞれの時間を活用しながら、それに近いようなことを行っております。 議員さんのお尋ねの立志式、二分の一成人式について、私はやはり今の時代だからこそ意 義があるのかなというふうに捉えます。ただ、教育課程は学校と校長が決めていくものでご ざいます。こういうような意見があったということを校長会等で話をしていただいて、学校 で明確に位置付けて行うことができるかどうかを検討していただけるようにしていきたいと、 そんなふうに考えます。 ○山口孝弘君 + います。 ありがとうございます。まず、やはりそういうふうに検討していただける。まず、そこが スタートラインに立つことだと思いますので、一歩前進したなと思います。ありがとうござ + 子どもたちが高い志を持つことができれば、今、問題視されております、例えばいじめ、 不登校の対策にも当然つながります。そして、高い志を持てば、学力向上にも必ずやつなが るものと感じております。ぜひとも、よろしくお願いいたします。 次に、13歳からの道徳教科書についてですが、この提案をさせていただきまして、教育 長、あと関係する担当課の方にすぐさま読んでいただいたと伺っております。ありがとうご ざいます。子どもたちの成長は待ったなしです。ぜひ、多くの子どもたちに読んでいただき たいと思います。まずは、採用するのは難しい、財政状況のこともあって難しいということ ですが、まずは各中学校1冊ずつでもいいですから、自分の生きる指針となる型を学べるよ う、学校図書館などに置いていただけないでしょうか。その点についてお伺いします。 各中学校の図書室に配備するということは、十分検討できると思いますので、今後検討し ○教育次長(長谷川淳一君) てみたいと思います。 ○山口孝弘君 ありがとうございます。ぜひとも、よろしくお願いいたします。 最後にオンデマンド交通について質問させていただきます。 担当課も情報は得ているとは思いますが、今、国土交通省からオンデマンド交通の実施の -118- + 自治体に対しまして、補助金が出されております。実証運行しやすい環境になっております ので、ぜひとも、この八街市の地域公共交通協議会の中でも、このことも踏まえて、もちろ ん検証されるのではないかと思いますが、そのような考えでよろしいのでしょうか、お伺い いたします。 ○総務部長(浅羽芳明君) このデマンド交通の件に関しましては、たびたび議会でも質問いただいているところでご ざいますけれども、ただいまお話がありましたように、今年度、地域公共交通協議会、これ を設置するということで、今月が1回目の会議を開催する予定でございます。この協議会の 中では、当然、デマンド交通については議論の対象となる、またしていただくものになると 考えております。 それから、今後のことになりますけれども、デマンド交通を導入するということになった 場合には、まず、実証運行は当然行っていかなければならないというように考えております
    が、今ご紹介がありましたように、この実証運行にあたりましては、国の地域公共交通確保 維持改善事業補助金、これが活用できるということで、私どもも情報を得ております。 そのためには、まず、地域協議会を設立して、その中で地域の実情に応じた生活交通ネッ トワーク計画、これを策定することが条件ということになっております。当然こういった国 の補助制度を活用することが、よい選択でありますし、私どももそのように考えておるとこ ろでございます。 先ほどから申し上げておりますように、本年度、地域公共交通協議会を設置して、その中 で生活交通ネットワーク計画を策定するという考えでございますので、当然この補助金が交 付される条件、これは整うということになります。 ○山口孝弘君 わかりやすいご説明ありがとうございます。ぜひとも、この地域公共交通協議会の中でし っかりと議論していただきたいと思います。 それで、この協議会の中で、今年から協議されるわけですけれども、地域公共交通に関す る総合的な連携計画を策定されるということでございますが、いつ頃までを目標に策定して いくのか、そういうところが決まっていたら教えていただきたいと思います。 ○総務部長(浅羽芳明君) ○山口孝弘君 この計画については、今年度中に作成をする予定でございます。 わかりました。ぜひとも、これからの八街市の公共交通が発展していくためにも、しっか りとした議論をお願いして、私の質問を終了いたします。ありがとうございました。 ○議長(鯨井眞佐子君) 以上で、誠和会、山口孝弘議員の個人質問を終了します。 会議中でありますが、ここで10分間の休憩をいたします。 (休憩 午前10時57分) -119- + + (再開 午前11時07分) ○議長(鯨井眞佐子君) 再開いたします。 休憩前に引き続き、会議を開きます。 次に、誠和会、石井孝昭議員の個人質問を許します。 ○石井孝昭君 誠和会、石井孝昭でございます。今回は1点目として財政健全化に向けての取り組み、2 点目として地域防災力の強化の2点の質問をさせていただきます。 質問事項1.財政健全化に向けての取り組み。 要旨(1)市税についてご質問いたします。①平成23年度の市税の徴収状況について。 国では「税と社会保障の一体改革関連法案」が進められる中で、先般8月10日、消費税 増税法案が参議院で可決・成立いたしました。政府は31日、平成13年度から3年間の予 算の大枠を決める中期財政フレームを閣議決定いたしました。平成13年、14年度同様、 消費税を10パーセントに上げる平成15年度も歳出抑制を緩めず、一般歳出の上限を平成 12年度並の約71兆円に据え置く。平成13年度の新規赤字国債発行額も平成12年度と 同じ、約44兆円に維持し、平成14年度は縮減を目指すと報道がありました。 また、従来どおり、毎年1兆円規模の自然増を見込む社会保障費と東日本大震災からの復 政府は10パーセントの増税で、約13.5兆円の税収増を見込み、うち1パーセント、 約2.7兆円は社会保障の充実、4パーセントは借金の穴埋めに充てる方針でございます。 しかし、古川元久経済財政・国家戦略担当大臣は、経済財政の長期試算を閣議に提出し、消 費税を10パーセントに引き上げても、財政健全化の指標であるプライマリーバランス(基 礎的財政収支)の赤字は、平成20年度も国と地方の合計で15.4兆円、名目、国内総生
    産(GDP)比、2.8パーセントとなり、20年度黒字化の政府目標は達成できず、さら に5パーセント、6パーセント以上の増税が必要との見解を示しました。 一方、千葉県では、2011年度の一般会計決算見込みを発表しました。実質収支は8年 連続で57億の黒字を確保。財政健全化法に基づく健全化判断比率の指標は、いずれも早期 健全化基準を下回り、健全なレベルでありました。 また、高齢化に伴う義務的経費の増加や震災対応の継続など、今後さらなる財政負担が見 込まれ、県財政は依然として厳しい状況が続いている。県債残高は1千190億円、4.5 パーセント増、2兆7千429億円と過去最大となり、県民1人当たりの借金は44万6千 円で、2万円増えました。 そこで、本市の税収の根幹をなす市税についてであります。国も県も大変厳しい税制状況 の中で、外交要因や経済状況に左右されず、安定的な一定の収入を確保し、市政運営を図っ ていくことは、一基礎自治体の大きな責務ではないでしょうか。 平成20年9月に発足しました市税等徴収対策本部の設置により、昨今、成果が出てきて + 興・防災に係る費用は71兆円とは別枠となります。 + -120- + いる状況であり、そこでお伺いをいたします。 ①平成23年度の市税の徴収状況について。 ②平成23年度の国民健康保険税の徴収状況と現状についてお伺いいたします。 ③公金徴収一元化に向けての本市の考え方についてご質問いたします。 市財源の根幹をなす市税収入の確保は、市民に対する大きな責務であることは先ほど述べ たとおりでございます。全国的に見ますと、各自治体において創意工夫や努力をされている 状況であると思いますが、頭打ちの状況が見受けられます。 そこで、市民に対する公平・公正及び市の適正な財源確保の観点から、市税の徴収と公債 権の徴収一元化を図り、効果的・効率的な徴収を行うため、納税課内に債権回収対策室を設 置し、機能強化を図っている自治体が多くなってまいりました。千葉県では船橋市がいち早 く取り組まれました。この取扱債権は、市税をはじめ、国民健康保険税、介護保険料、後期 高齢者保険料、保育料、下水道使用料、学校給食費など多岐にわたっております。 債権回収対策室の対象者は、各公金所管課より移管を受けた滞納者を対象としており、移 管までの手続は、所管課にて債権回収対策室への移管予告の後、移管決定通知を送付する仕 組みであります。競売事件や破産が確定、判明した際も債権回収対策室で一元的に交付要求 を行っております。 例えば、複数の滞納があった場合に、公金ごとに移管通知を出す手間や経費が縮減され、 滞納している公金を一元的に名寄せすることができます。債権回収対策室を設置し、徴収強 化に取り組む自治体を見てみますと、確実に徴収状況は改善の方向を示しており、一定の成 + 果が見受けられます。 本市の平成22年度決算を見ますと、一般会計の収入未済額は21億円を超えており、不 納欠損額は1億5千900万円を超えております。 また、今議会初日に配付された平成23年度の決算書を見ますと、収入未済額は約20億 4千万円、不納欠損額は1億3千400万円となっております。この厳しい状況を打開して いくことは、本市に課せられた命題ではないでしょうか。 今現在の組織を改編して、徴収強化に取り組む体制を取るべきであると思いますが、そこ でお伺いいたします。 公金徴収一元化に向けての、本市の考え方について、ご質問いたします。 質問事項2.地域防災力の強化。 要旨(1)地域防災計画についてご質問いたします。
    1番目に本市の地域防災計画の進捗状況についてご質問いたします。 内閣府は29日、東海沖から四国沖の「南海トラフ」沿いで巨大地震が発生した際、最大 で32万人を超える死者数が出るおそれがあるとの被害想定を発表しました。千葉県も最大 で11メートルの津波が到達し、犠牲者は津波により最大約1千600人に上るとの報道が ありました。 千葉県は、この報道も含めた中で、県地域防災計画の見直しを行っております。学校や地 -121- 域などでの防災教育の普及促進、過去の災害教訓の伝承、自主防災組織の育成、「共助」の 核となる人材の育成、(仮称)防災基本条例の制定を含めた地域防災力の向上をはじめとし て、津波対策の強化推進、液状化対策の推進、支援物資の供給体制の見直し、災害時要援護 者等の対策の推進、帰宅困難者等対策の推進、庁内体制の強化、放射性物質事故対策計画の 見直しという8つの重点項目を中心に見直しを行っております。 県小池県土整備部長は、防災力強化の観点からは、圏央道を軸にして「くしの歯」状に道 路を整備して災害時の復旧・救命活動に役立てるべきとの意見を出しました。 本市においては、今現在、八街市地域防災計画の策定作業を進めていると伺っております が、全課横断的に意見を取りまとめていくべきではないかと思っております。 進捗状況はいかがか。また、どのような内容の部分に重点を置き進められていくのかを1 要旨(2)市消防団組織について。①機能別消防団の発足に向けての考え方についてご質 点目としてお伺いいたします。 問いたします。 戦後以来、地域消防力の主たる役割を担ってきた消防団は、今では地域の都市化やサラリ ーマン化、核家族化等により地域コミュニティの衰退が指摘され、その影響により消防団も その構成員たる消防団員の確保が困難な状況になってきております。 全国的に見ても年々消防団員は減少傾向にあり、今や団員の約7割が被雇用者という状況 の中、消防団の活性化には、被雇用者が入団しやすく、消防団員として活動しやすい環境を + 整備していくことが重要であります。 全国に3千を超える消防団は1952年の209万人をピークに、近年は団員の高齢化と 若い世代の入団者の減少により、現在では89万人程度に低迷しております。 そこで、総務省消防庁は2005年1月26日、「消防団員の活動環境の整備について」 消防団員の体制を100万人規模に回復させることと、特定の活動にのみ参加することとさ れる機能別消防団制度を設置して、新たなる消防団員の確保に向けた施策として開始されま した。 機能別消防団員は、特定の活動に特化したグループを作ることで、消防団としての専門的 な技能集団を形成したり、自主防災組織のリーダーを団員として迎えたり、災害時のみ限定 的に参加する団員を確保するなどの方策も検討されており、今後、地方分権社会の中で住民 参加型の防災まちづくりへの課題が重視されつつある中では、具体的なビジョンの骨格を作 る土台としても注目されてきております。 千葉県では、隣の東金市や旭市で、既に機能別消防団が発足しており、今年度に入っては 銚子市が団員募集に応じた19歳から59歳までの消防団OBや大学生、また、主婦ら60 人が集まり、部隊が発足されました。 本市でも消防団員の減少が続いている現状の中、機能別消防団制度の発足について検討し ていく時期に入ってきている状況ではないでしょうか。 そこで、お伺いいたします。 -122- + + +
    問いたします。 機能別消防団発足に向けての本市の考え方についてご質問いたします。 質問要旨3.県総合防災拠点について。県が進める総合防災拠点誘致の現状についてご質 千葉県は今年3月、県中央部に約10ヘクタールの用地を確保して、中央防災センターに かわる新たな防災拠点として、消防学校と防災センターの機能を合わせ持つ「総合防災拠 点」を一体的に整備すると報道がありました。県は現在、防災備蓄倉庫やヘリポートなどを 備えた中央防災センター(千葉市中央区)と西部防災センター(松戸市)を防災拠点として おりますが、今回の震災を踏まえ、岩舘和彦県防災危機管理監は、6月議会答弁で、「災害 応急対応を迅速・的確に実施するためには、防災用資機材や支援物資の集積・配送拠点、自 衛隊や緊急消防援助隊の活動拠点などを速やかに確保する必要がある」と答弁されており、 総合的な防災拠点の設置を検討する方針を明らかにいたしました。 報道のとおり、八街市は総合防災拠点誘致に対し手を挙げられ、印西市・佐倉市・山武 市・市原市と県との間で協議が進められているとお聞きしております。その後、学識経験者 や消防関係者等でなる「総合防災拠点のあり方検討会」で「早期に一定の方向性を出してい きたい」とされる会議が進められております。 その中で、総合防災拠点に係る県の考え方について、消防学校及び防災センターと防災支 援ネットワークを分けて考えることや、今後のそれぞれの関係性を検討するなど話し合われ また、築39年が経過している消防学校の候補地を、まず、5市の中から検討することが + ていると伺っております。 決まっております。 そこで、お伺いいたします。 県が進める総合防災拠点誘致の現状についてご質問をいたします。 以上で第1回目の質問を終了いたします。明解なご答弁、お願いいたします。 ○市長(北村新司君) 個人質問5.石井孝昭議員の質問に答弁いたします。 初めに、質問事項1.財政健全化に向けての取り組みについて答弁いたします。 (1)①ですが、平成23年度の市税全体の調定額は、92億3千456万8千円で、前 年度と比較しますと、241万1千円、率にして0.03パーセントの微増となっており、 収入額につきましては、71億3千37万8千円で、前年度と比較しますと、9千838万 1千円、率にして1.4パーセントの増となっております。収入歩合につきましては、77. 2パーセントで、前年度と比較しますと、1.0ポイントの増となっており、現年課税分と 滞納繰越分に分けて比較しますと、現年課税分が95.2パーセントで、前年度比1.1ポ イントの増、滞納繰越分が14.0パーセントで、前年度比1.2ポイントの増となってお ります。 次に、税目別の収納状況につきましてご説明いたします。 市民税につきましては、調定額43億5千137万6千円で、収入額34億2千386万 -123- + ます。 す。 5千円、収入歩合は78.7パーセントで、前年度と比較して、0.1ポイントの増であり 固定資産税につきましては、調定額39億685万6千円、収入額28億2千586万7 千円、収入歩合は72.3パーセントで、前年度と比較して、1.7ポイントの増でありま 都市計画税につきましては、調定額1億7千313万1千円、収入額1億2千330万円、 収入歩合は71.2パーセントで、前年度と比較して、2.0ポイントの増であります。 軽自動車税につきましては、調定額1億8千790万4千円、収入額1億4千204万5 千円、収入歩合は75.6パーセントで前年度と同じであります。 市たばこ税につきましては、調定額、収入額ともに、6億1千530万1千円で、前年度
    と比較しますと、8千169万6千円の増であります。 特別土地保有税につきましては、調定額、収入額ともにゼロとなっております。 また、収入歩合を現年課税分と滞納繰越分に分けて見てみますと、現年課税分で全ての税 目で前年度より増えており、滞納繰越分では、軽自動車税で0.2ポイント前年度より減と なっているほかは、全て増となっております。 次に②ですが、国民健康保険税の現年課税分と滞納繰越分の合計で、調定額は55億1千 21万4千円で、前年度と比較しますと、6千765万6千円、率にして1.2パーセント の減となっており、収入額につきましては、25億4千238万6千円で、前年度と比較し ますと、1億4千577万6千円、率にして6.1パーセントの増となっております。 + + 収入歩合につきましては、46.1パーセントで、前年度と比較しますと、3.1ポイン トの増となっており、現年課税分と滞納繰越分に分けて比較しますと、現年課税分が84パ ーセントで、前年度比6.3ポイントの増、滞納繰越分が12.5パーセントで、前年度比 0.8ポイントの減となっております。 国民健康保険税の現年課税分の収納率は、平成22年度、77.7パーセントであったこ とから、平成23年度は、その目標収納率を80.0パーセントに設定し、市税等徴収対策 本部において決定されたさまざまな施策を継続的に展開し、日曜開庁、夜間窓口開設などの 納付、納税相談の機会拡充を図り、悪質な滞納者に対しては、財産の差し押さえ、換価を強 化するなど収納率向上に努めたことにより、収納率を大きく改善することに結び付いたもの と考えております。 次に③ですが、平成17年7月の組織見直しにより、市税徴収を担当する納税課を設置し、 国民健康保険税に係る徴収もあわせて行う体制を整えて、市税等の徴収にあたることといた しました。市財源の根幹をなす市税収の確保が極めて重要との認識のもと、平成20年9月 に市税等徴収対策本部を立ち上げ、全庁的な取り組みを進め、コンビニ収納の導入、日曜開 庁、夜間窓口の設置、インターネット公売の実施、捜索の開始、全庁的な職員応援による出 納閉鎖前の1カ月間の集中滞納整理の実施、千葉県滞納整理推進機構との共同滞納整理の実 施、さらには、悪質滞納者に対する財産差し押さえの強化など、さまざまな施策を実施して -124- + まいりました。 ようやく、その取り組みの成果があらわれてきて、平成23年度の市税収納率は、現年課 税分で前年度より1.1ポイント、滞納繰越分で1.2ポイントの改善を達成し、国民健康 保険税においては、現年課税分で6.3ポイントという大幅な改善を達成することができま した。しかしながら、改善の方向性が見えてきたものの、県内市町村の中でも市税等の収納 率は、依然として低位にあり、税の公平性の観点からも徴収強化を継続する必要があると考 えており、本年4月より納税課に職員1名を増員し、収納窓口の改善を進めながら、滞納者 の実態調査、財産調査を行い、財産の差し押さえ等を強化し、税収入を確保すべく体制を充 実させたところであります。 ご質問の公金徴収の一元化につきましては、法律に基づき、財産の差し押さえなどによる 強制回収ができる公債権を市税と一元的に徴収しようとするもので、市税における滞納整理 に関する専門的な知識を持つ職員が公債権の徴収をあわせて行うことで、効果的・効率的な 徴収が見込まれるとして、既に船橋市など数団体が取り組んでおります。 先ほども申し上げましたように、市では平成17年7月の納税課設置の時期に、国民健康 保険税についても、あわせて徴収する組織体制を図っており、また、この4月からは非常勤 特別職である収納補助員に、それまで取り扱っていなかった介護保険料についても、担当部 署からの要請を受けて収納項目に加えるなど、税以外の収納に一部ながら対応しております。 市の財源確保、市民に対する公平・公正を図る上でも、公金徴収の一元化の有効性は認識 されますが、それらを実施することとなると、債権回収に係る専門的な人材の確保、人的な
    配置など組織の見直しも必要であり、本市の税収納状況がわずかながらも改善してきたとい えども、まだまだ不十分な状況の中で、まずは市税収の確保に努めるべきではないかと考え + ております。 ります。 次に、質問事項2.地域防災力の強化について答弁いたします。 (1)①ですが、八街市地域防災計画につきましては、平成10年度に修正し、その後、 相当の期間が経過していることや、昨年に発生した東日本大震災の教訓を踏まえ、現在、担 当職員と委託業者との間で継続して打ち合わせをしながら修正作業を行っているところであ なお、今回の見直しにあたっては、千葉県が地域防災計画の見直しの重点項目として掲げ た地域防災力の向上、津波対策の強化・推進、液状化対策の推進、支援物資の供給体制の見 直し、災害時要援護者等の対策と推進、帰宅困難者等の対策と推進、庁内体制の強化、放射 性物質事故対策計画の見直しと、整合性を図り、かつ八街市の地域性を踏まえて修正業務を 行おうとするものです。 現時点での進捗状況でございますが、大規模災害が発生した際に、応急対策の中心的な役 割を担う災害対策本部の組織構成及び役割分担が、概ねまとまりましたので、今後、庁内各 課及び関係機関と意見交換を行い、修正計画内容の確認を行っていく予定となっております。 また、その後のスケジュールでございますが、計画修正につきましては、防災会議による -125- + こととなります。 なお、パブリックコメントにより市民の方々の意見も拝聴する予定でおります。 次に(2)①ですが、本市の消防団におきましては、現在460名の団員が日夜、防災活 動に、ご尽力いただいているところでございますが、全国の傾向と同様に、本市においても 近年の就業構造の変化等により、地域防災の中核となる消防団員の確保に苦慮しているとこ ろでございます。 このため、消防団条例の一部を改正し、任命要件を緩和することで対象の範囲を広げるな どして、団員の確保に取り組んでいるところでございます。 消防団員の確保につきましては、さまざまな角度から取り組む必要があると考えており、 ご質問の機能別消防団につきましても、団員確保のための1つの方策であるとは考えますが、 現有の消防団組織との関係も含め、そのあり方について十分検討する必要があると思われま すので、課題として研究させていただきたいと考えております。 次に(3)①ですが、先の代表質問1.林政男議員の質問でも答弁いたしましたが、県に おきましては、消防学校、防災センターの建て替えとあわせて、災害時の広域応援活動拠点 としても活用できる総合防災拠点の整備を検討する中で、本年3月に各市町村宛てに候補地 の照会がなされました。 + 本市では、これを受けて誘致に名乗りを上げたところでありますが、県からは7月に耐震 上の問題や施設の老朽化により十分な訓練ができない状況にある消防学校や防災センターの 再整備を先行して実施する方向で検討している旨の通知があり、これに伴い、改めて消防学 + 校の移転候補地として詳細に検討するための候補地調査票の提出依頼がありました。 新聞報道によれば、総合防災拠点の誘致に名乗りを上げたのは、本市を含む5市であり、 この5市に対し、資料の提出依頼があったものと考えております。 これに対し、本市では現時点では市有地等具体的な候補地は有していないものの、県北部 のほぼ中央に位置し、交通アクセスに優れていること、また災害に強い地域であるので、本 市への設置が具体化されれば、民有地の活用について積極的に協力する旨の資料を提出し、 改めて誘致の意思があることをお示ししたところであります。 ○石井孝昭君
    ご答弁ありがとうございました。自席にて再質問させていただきます。 質問事項2の地域防災計画、そちらの方から質問させていただきたいと思います。 本市の地域防災計画の進捗状況、答弁では庁内の各課や関係機関と意見交換会を行ってい きながら修正計画を立てたいと、このようなニュアンスの答弁をいただきました。3月議会 では本市の地域防災計画は、外部に委託ということになっておると思います。この委託をし ている具体的な内容、こちらをお聞かせいただきたいと思います。 ○総務部長(浅羽芳明君) 委託の内容ということでございますけれども、当然、その計画・修正全般にわたってお願 いをするということでございますが、まず、その前提として災害に対する資料の収集等、当 -126- + 然ございます。それから、八街市の地勢の状況であるとか、環境の状況であるとかの調査。 それから、当然その計画の内容についても基本的なものをやっていただくわけですけれども、 その過程においては、当然、県の地域防災計画との整合性をとる必要があります。これはチ ェックシートによって整合性を図っていくということでございますけれども、そのための県 からの情報収集であるとか、整合性がどうであるとかといったことの関連性の関係。それか ら地域防災計画を修正していくためには、防災会議、これによるところによりますけれども、 その防災会議を開催していくためのその準備等も含めて、あるいはパブリックコメント、そ ういったところも含めて全般的に業務委託に関わっていただくということになります。 ○石井孝昭君 地域防災計画の最高決定機関の防災会議、これは市長答弁でも、その後、開かれるという ことでしたけれども、他の市町村を見るとパブリックコメントを、一度、二度、三度と事前 に開いて、広く市民の意見を聞いて防災会議に反映されているという市町村がほとんどだと 思います。今現在、パブリックコメントを開いていないということでございましたが、近々 開くということでございましたが、パブリックコメントを開く時期、また、どのようなメン バーを選定して会議を開くのか。最終決定の最高機関の防災会議の時期とあわせて、ご答弁 いただければと思います。 ○総務部長(浅羽芳明君) パブリックコメントをもっと早目に行うべきではないかというようなご意見だと思います けれども、私どもの方では、本年12月にパブリックコメントを実施する予定で準備を進め + ておるところでございます。このパブリックコメント、いろいろ考え方はございますでしょ うけれども、先ほど来、申し上げているように、県の地域防災計画、これと整合性を図って いく。その中で修正業務、作業を行っているところでございますけれども、パブリックコメ ントを行うということになりますと、ある程度、形が整ってから意見をいただくということ が、私どもとしては基本的な考え方としております。その前提といたしまして、いろいろ市 民の方からもご意見をいただかなければいけないということもありますので、昨年度は地域 防災有識者会議、これを開催しております。そこでは、アンケートを行ったり、さまざまな 意見を聞いておりますので、そういったことについても参考にさせていただく、当然参考に していくということになります。 それから、最終決定機関となります防災会議ということになりますけれども、この会議の 構成につきましては、市長答弁でもございましたが、指定地方行政機関の職員であるとか、 千葉県知事の部内の職員であるとか、警察関係、消防関係等ということに加えまして、市長 が必要と認めた者ということにも触れております。規定によりますと、行政機関等の職員に 加えまして、市長が必要と認めた方も委員とすることができますので、そういったところで は広く市民の意見を取り入れるというような必要性も踏まえまして、市内にお住まいの有識 者として、各分野の代表者、何名になるかわかりませんけれども、代表者などにも委員とし て参加をしてもらうようなことも考えております。 -127-
    + ○石井孝昭君 ありがとうございます。市原市の今日の新聞報道では、市議会の方から特別委員会を作っ て議会の方に答申を出したというような内容が、今日載っていました。後日開かれる、また 議会改革の検討協議会でも、そのような意見を出したいというふうに思っておりますけれど も、政府の中央防災会議が、この秋にも決定する防災計画の修正案の中で、自治体の首長の 代理や、また、庁舎の代替施設拠点、これをあらかじめ決めるというふうに指針を出されま した。岩手県大槌町の町長さんが亡くなったり、幹部職員がなくなったということがござい ました。あってはならないことであるというふうには、もちろん認識はしておりますけれど も、そのあってはならないことが起こることが想定される中で、そのようなことも検討課題 の1つに入れていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○総務部長(浅羽芳明君) 大規模災害ということになりますと、どのようなことが起こるかわからない。今、ご指摘 のあったようなことも、当然事実として起こったわけでございますので、そのようなことも 当然検討の材料になるとは思います。 ○石井孝昭君 ありがとうございました。 + 機能別消防団についてご質問させていただきます。より多くの団員を獲得するために、職 業上の技術を消防団員に貢献できる職種の新設と、また、既存の消防団員制度をより臨機応 変な対応を付与する制度として、この機能別消防団が発足されております。基本の消防団員 と機能別消防団員との関係において、いろんな問題を生じないかというような、先ほどの答 + 弁で懸念材料もありましたけれども、例えば愛媛県松山市には、日頃、地域の郵便物の配達 業務をしている地域の状況に長けた郵便局員が、この連携を図って郵便局員が消防団員を兼 任している郵政消防団員という部隊を創設しております。 また、大学生の消防団員制度。または主婦の皆さん、商工会の皆さんなどが機能別消防団 を創設している自治体も増えてきておりますけれども、今後の検討課題というふうに市長か らも前向きなご答弁をいただきましたが、どのような形で検討をしていくのか、ご見解をお 聞かせいただきたいと思います。 ○総務部長(浅羽芳明君) 大変申し訳ありません。私はこのことについて、若干不勉強でございまして、十分内容が 把握できていないところもあるんでございますけれども、機能別消防団というのが、特定の 活動のみに参加する消防団員制度だということで、言葉としては理解できるんですが、イメ ージとしてつかめていないところがあるということで、市長答弁にもありましたけれども、 現有消防団との現場での活動等において、円滑に連携して機能するかというような課題、こ れはあるのではないかというように思います。 例えば現有の消防団というのは、地域を活動拠点として活動しておりますので、招集体制 であるとか、そういったことも地域を基本として整えるということになっております。機能 -128- + 別消防団ということになりますと、まず、特定の活動というものがどういうものになるのか。 それから、その活動を行うための拠点がどうなるのか。あるいは招集体制がどうなるのか。 それと、先ほどから申し上げているように、現有の消防団との現場での連絡・連携、これが 果たしてどうなのかというようなこと。この辺が自分の中でもつかみ切れていない、捉えら れていないというところがありますので、その辺、石井議員さんにもご教授をいただきなが ら、また、研究をしていきたいなというように思っております。 ○石井孝昭君
    機能別消防団は、団長・副団長はいませんで、分団長からの組織形態になるというふうに 伺っています。ですから、例えば八街市消防団の中に、その組織が例えば発足した際は、そ ういう形になろうと。今、部長がおっしゃったように、懸念する材料はありますので、また ともに勉強していきたいというふうに思います。 それと、非常におもしろい話なんですけれども、これは南アルプス市の商工会の方で取り 組んでおりますけれども、消防団員サポート店ということで、例えば消防団員になっている 方が、そのお店とか、また、ガソリンスタンドとか、焼き肉屋さんとかに行った場合は、消 防団員を提示すれば、ガソリンが10パーセント割引だとか、飲食店で消防団員が10名で 飲食に行ったときに焼酎1本ボトルサービスだとか、このようなおもしろい取り組みをやっ ている市町村もございます。この南アルプス市の消防団の団長・副団長が商工会の会長に協 力依頼をして、商工会と連携して、団員に何らかのメリットを付加する事業をできないかと いうところからの発足でありますので、団員を確保していく。また、団員に対してのメリッ ト云々の件で、非常に過疎化の地域の中で、非常に商工会が苦慮された、このような取り組 + みがあります。非常におもしろいかなというふうに思いますので、これから、私も勉強して いきたいと、このようなことがあるということをお伝えしたいと思います。 団員の確保についてですけれども、市役所内で、先般も質問させていただいた際に、今年 度市役所の新規採用した職員の中で、何人の方が消防団員に入団されましたでしょうか。 ○総務部長(浅羽芳明君) 今年度採用の職員は消防団には入っていないというふうに、私は確認しております。 ○石井孝昭君 す。 国の方からも平成19年3月に通達が出ていますから、公務員などの市職員は率先して地 元消防団に加入すべしという通達が来ておりますので、高い指導をお願いできればと思いま 例えば、新規採用面接等の際に、「あなたは消防団員について、どのような認識をお持ち ですか」くらいの質問をしてもよいのではないかというふうに思っております。 それでは、3番目、県が進める総合防災拠点についてご質問いたします。 これは、副市長が県に書類を提出して、県の担当者と協議をされているというふうに伺っ ておりますけれども、副市長にご質問いたしますけれども、5市の中でいち早く手を挙げた ところは評価に値するところだというふうに認識をしておりますけれども、残念ながら候補 -129- + 地が見つからない。当時は10ヘクタールだったのが、いまや5ヘクタールの消防学校を最 優先にして取り組むという方向に転換している中で、下から基層して、非常に積み上げてい くことも大事なことだと思いますし、こういう事案の際は非常にトップ団の決断が必要であ るというふうに思います。オリンピックの開催地の誘致合戦は表も裏も非常にすさまじいも のがあるというふうに伺って、また、報道もされておりますけれども、このような問題の際 は、例えば八街市だけではなくて、佐倉市、隣の山武市と3市合同でプレゼンを行うだとか、 仮に八街市にその施設が作れなくても、この近辺にその施設を持ってくる方策も1つとして 考えていく手段ではないかというふうに思いますけれども、その点も含めながら、ご答弁い ただければと思います。 ○副市長(小澤誠一君) 本件に関しましては、先ほど市長からご答弁した内容と重なる部分がございますけれども、 若干、経緯から申し上げますと、議員ご案内のように3月に総合防災拠点ということで、老 朽化した消防学校、中央防災センター、その建て替えと災害時の広域の拠点ということで、 約10ヘクタール利用可能な更地について、各市町村に照会があったと。その中で県として は、本年度、昨年度の時点で、来年度いろいろ検討を進めていくので、そういう土地があれ ば参考に教えてほしいと。そういった中で八街市といたしましても、昨日、総務部長から申 し上げましたように、適当な市有地がない中でも、民有地が活用できないかということを含
    めて県に回答したということでございます。その後、7月に改めて、県から老朽化した消防 学校、それと中央防災センター、それを先行して建て替えを検討している。ついては、消防 学校施設について、候補地があればということで照会がありました。その照会は様式が定ま ったような照会でして、具体的にどこどこの土地、都市計画法上どういう規制があるのかと いった内容でありました。この際も市の内部で適当な土地がないか、いろいろ検討を加えま したが、昨日も申し上げましたように、やはり私有地等が含まれるということで、不確定の 中で、ここだという土地を特定して報告することができなかった。そうした中で、やはり八 街市としては、地域性、災害に強い地域であるということを改めて、また、アクセスが非常 に優れている。八街市を候補とする場合には、市も全面的に協力するといったことを参考資 料として県に送付し、私が持参したということは、昨日も申し上げたところでございます。 その中で、あり方検討会が7月末に行われたと、新聞に載りましたけれども、八街市以外 は具体的な土地を提示して、その中であり方検討会に資料が提出されたというふうに、私は 聞いております。 八街市としては、参考資料を県に提出いたしましたので、そうしたことも検討の1つにし てほしいということは、私が持参した折に申し上げた次第でございます。 今後につきましては、やはり県が県の施設を建て替えると。しかも早急に建て替えたいと いう話を私は聞いております。そうしたことで、県の動向を注視していくということになる と思います。議員おっしゃるように、近隣市、佐倉市とか山武市とか、手を挙げているのは 私も承知しておりますけれども、どこまで、そこを八街市として連携していくのかというこ -130- + + + ○石井孝昭君 とにつきましては、まだ、検討をしておりませんので、そうした部分については佐倉市、あ るいは山武市、どこから、また話があるかわかりませんけれども、そういったことを踏まえ て検討をしていきたいと、そういうふうに考えております。 答弁の中で、県に向かう姿勢と県が取り組むことを八街市に取り入れるんだというような 姿勢を今後とも堅持していただきたいというふうに思う次第でございます。どうぞ、今後と もよろしくお願い申し上げます。 それでは、質問事項1の国民健康保険の徴収状況についてですけれども、部長にお聞かせ いただきたいと思いますが、八街市は国民健康保険税、もしくは国民健康保険料、どちらで しょうか。 ○総務部長(浅羽芳明君) 国民健康保険税でございます。 ○石井孝昭君 千葉市とかでは、国民健康保険料ということなんですけれども、これは時効の違いがある ということでございます。八街市は国民健康保険税ということなので、時効は5年と。国民 健康保険料は時効は2年ということでございます。これは、各市町村の判断で決められると いうことですけれども、細かい件は後にお話しするとして、非常に国民健康保険税が84. 02パーセントに上がったということは、担当職員はじめ、課の努力の賜であるというふう に高く評価をしたいというふうに思っております。しかし、国民健康保険税の未済額が29. 5億円、平成23年度は27.8億円と改善をしてきており、また、不納欠損額も平成22 年度は2億2千800万円、平成23年度は1億6千979万円と改善の方向を示しており ます。現年課税分は上がったということですけれども、滞納繰越分は0.8パーセント落ち たと。滞納繰越分の収納率向上に向けて、どのような取り組みをされていくのか、お聞かせ + いただきたいと思います。 ○総務部長(浅羽芳明君)
    滞納繰越分については、ご指摘のとおり0.8ポイント減ということになっておりますけ れども、私どもの方の姿勢としては、平成22年度、国保税の徴収率、全国最下位だったと いうこと。何とかして、ここから脱却したいという強い気持ち、これを職員が共有をしなが らいろんな施策を確実に展開して、徴収強化に努めた結果として、現年課税分については大 幅な改善を果たすことができたというように考えております。これまでの地道な職員の努力 がようやくここに来てあらわれてきたのではないかというように思っております。 また、議員さん方にもご協力をいただいたものというふうに思っております。しかしなが ら、ご指摘のとおり、一方では滞納繰越分の収納率が低下しているということでございます。 これにつきましても、本市の徴収の基本方針といたしまして、新たな滞納者をつくらない。 それから、滞納者を増やさないということを基本として行っておりまして、現年分と合わせ て滞納繰越分を徴収するというような方針のもとで行っております。これは、一度滞納をし -131- + てしまうと、それを解消していくということになりますと、納税者にとっても、徴収する側 にとっても、これは大変なことでございますので、そういった意味で新たな滞納者をつくら ないということで、現年課税分を確実に納めていただくと。そのために、現年課税分を対象 として集中滞納整理も行っているというようなことでございます。 そのようなことも、一因になっているのではないかというふうに思っているところでござ いますが、基本的には、そういったことではございますけれども、現在でも継続して、この 滞納者に対しましては、個々の所得状況、あるいは家族構成等を納税相談の中で聞き取りを しながら、確実な納付、それから確実な分割納付計画を立てるよう誘導しながら、その滞納 の解消に取り組んでいるところでございます。 それから、昨日もお話がありましたけれども、納税意識の低い、納付するに十分に所得の ある滞納者に対しては、財産の差し押さえ等を積極的に行うなどによって、徴収強化を図っ 今後も引き続き、このような形で現年課税分、それから滞納繰越分あわせて徴収率の向上 ているところでございます。 を図っていきたいと考えております。 ○石井孝昭君 ありがとうございます。 + 市税についてお伺いいたします。平成22年、23年、収入未済額が20億円を超えてい ると。この収入未済額が決定されて、行く行く不納欠損という形になっていくんですけれど も、徴収金の調定の消滅のことということになりますけれども、不納欠損になる条件の中で + 滞納停止の処分、執行停止後の欠損、また消滅時効、これは5年ということですけれども、 不動産の時効の中断に値する差し押さえは何件くらい、八街市はございますでしょうか。 ○総務部長(浅羽芳明君) ○石井孝昭君 不動産の差し押さえの件数ということで、お答えさせていただきます。平成22年度が3 15件。それから、平成23年度が245件ということになっております。 執行停止をして、調定額である分母を減らしていくことが収納率向上につながるのではな いかというふうに認識をしております。ですから、取れないものは非常に損切りをするとい うわけではないですけれども、切るということは大事かなというふうに思いますので、今後 執行停止が非常に八街市も少ないというふうに、私は認識しておりますので、その辺、執行 停止をする職員も増やしていただきながら対応していただければというふうに思います。 最後の質問です。公金一元化に向けての質問ですけれども、先ほど市長の答弁で、有効性 は認識されるという答弁でございました。ありがとうございました。この収納率が向上した ところに、次なる一手を打つべきだというふうに、私は思っております。この収納率が上が ったところで、組織を改正していくことも大事だと思っておりますけれども、あわせて、こ
    の債権回収対策班、それを室にするには、市の債権管理条例を使わないといけないというふ うに思っております。債権管理条例を作ると遅延延滞金が取れるということになりますけれ -132- + ども、この債権管理条例制定に向けて、要は公債と市債が一元的に徴収できるという形をと りたいと。とっていった方がいいのではないかというふうに思っております。例えば学校給 食センター、給食費の未納問題も、この前、取り上げられていましたけれども、給食費は時 効が2年ということですけれども、その給食費を徴収するにも徴収吏員が対応しているわけ ではなくて、給食センターの職員が対応しております。強制力が全くないわけでございます。 例えば、これを一元化すれば、介護保険なり全ての保険料、また、市税滞納全てが一元化さ れて、債権管理条例の中で取り組まれるということになります。 鎌ヶ谷市が今日の新聞で、2008年から行政改革をして、今年度で8億円の基金から5 2億円に上がったと。この4年間で鎌ヶ谷市が基金を相当増やしたという報道が載っていま したけれども、行財政再生改革を推進する室を設けたわけですから、この行政改革推進室の 中に、あわせて債権管理条例を作りながら、この債権管理室を作っていくお考えはいかがか、 ご質問いたします。 ○総務部長(浅羽芳明君) 先ほど市長から答弁申し上げましたとおり、公金徴収一元化の有効性、これは認められる と、認識しているということで、私もそういうふうに考えておるところでございます。この 組織の問題につきましては、先ほどもお答えしましたけれども、そういった知識を持った職 員を養成していくというようなことも必要でありましょうし、職員配置の問題もありましょ うし、そういったところで、今後研究はさせていただきたいと思います。 それから、債権管理条例の問題でございますけれども、これについては、先ほどもお話が ありましたように、債権について消滅させるということになりますと、議会の議決によって 議会の承認を得て債権を放棄するというようなことが基本になろうかと、議決事件になって おりますので、そういうことになろうかと思いますけれども、債権管理条例ができますと、 そのようなことについては、その条例の中で規定ができるということになりますから、そう いった意味では、その消滅について迅速化が図れるといったこと等の効果はあろうと思いま す。しかしながら、組織の問題もありますし、それとあわせて、その条例についても検討し ていかなければならないというように考えておりますので、その辺については、引き続き研 + 究・検討させていただきたいと思います。 ○石井孝昭君 前向きな検討をご期待して、質問を終わります。 ○議長(鯨井眞佐子君) 以上で、誠和会、石井孝昭議員の個人質問を終了します。 会議中ですが、昼食のため休憩します。 午後は1時10分から再開いたします。 ○議長(鯨井眞佐子君) -133- (休憩 午後12時02分) (再開 午後 1時10分) + 小山栄治議員より、一般質問参考資料の配付依頼があり、許可いたしましたので、配付し 再開いたします。 休憩前に引き続き、会議を開きます。 一般質問に入る前に報告します。 ておきました。
    以上で報告を終わります。 次に、誠和会、木村利晴議員の個人質問を許します。 ○木村利晴君 ていただきます。 早速、質問に入ります。 誠和会、木村利晴でございます。安全で安心な街づくりのため、通告に従い順次質問させ 質問事項1.子どもたちの「命」の安全・安心について。(1)「いじめ」について。 昨年10月11日朝、滋賀県大津市で起きた「いじめ」による中学2年男子生徒の自殺事 件での波紋が広がっております。どの学校でも、いじめはあると思います。だから、どの学 校でも、自殺する子が出る危険性はあると思います。ずっと昔からいじめはあり、今もこう して時と場所と方法を変え続いております。 + そもそも、いじめは、なくすことが無理なのかもしれません。しかし、諦めずにどうした らいじめはなくなるのかを考え、また、どうすればいじめに耐えられるたくましい子どもが 育てられるのかを考えていかなければならないと思ってております。まさに、そのことがこ + れからの学校教育に求められていることだと思っております。 そこで、質問いたします。 要旨①八街市内の小中高校の現状についてお伺いいたします。 また、今回の大津市の事件は、たくさんの問題を抱えております。事件が起こったときに 学校が隠蔽を図ったことです。二度とこんな事件が起きないように、徹底的に事の成り行き を明らかにすべきなのに、隠蔽をするとは何事ぞと憤りを感ぜずにはおられません。学校側 は、全てを公開すべきではなかったか。また、先生は怯え過ぎてはいなかったのか。それは、 生徒の親に対してです。いじめがあったことは、何人もの生徒が目撃しているわけですから、 先生が気が付かなかったということはあり得ないことです。しかし、大津市の場合、下手に 関わると、注意をした子どもの親から「うちの子どもをなぜ一方的に悪いと決め付けるの か」と怒鳴り込まれてしまう。このようなモンスターペアレントに先生たちは怯え、恐れて いたのではないのでしょうか。 ようにされたか、お伺いいたします。 そこで、質問要旨②八街市において、いじめに対して各学校側の対応、対処の仕方はどの また、大津の自殺報道後、全国内よりいじめ事件の被害届が警察に提出されております。 恐喝、傷害、暴力行為等々、逮捕、起訴されている少年少女たちがおります。いじめを受け た児童・生徒や保護者らの支援をしなければならないと思うと同時に、いじめる側の子をな -134- + くす取り組みもしていかなければと思うところです。 そこで、質問要旨③本市での今後の取り組み方と課題についてお伺いいたします。 続きまして、質問事項2.道路問題について。 要旨(1)歩道のない通学路の安全について。 ①市道17013号線におけるトラック車両の進入禁止規制についてお伺いいたします。 この道路は、県道22号千葉八街横芝線の松林交差点より県道神門八街線に抜ける道路で す。通学路になっておりますが、歩道がなく、道幅も狭いため、学童や通行人は車が来ると 道路脇にある側溝の蓋の上を歩くか、一旦停止して車が通り過ぎるの待っている状態です。 また、トラック等の車体幅の広い車両が進入してくると対向車は道幅いっぱいに避け、停 車し、サイドミラーを畳まなければ、すれ違うことができません。このときに、歩行者は車 の陰で、ただただ車の行き違うのを待つばかりの状態になっております。 この道路にはもう一つ困ったことに、農家の生垣のけや木の大木が道路にせり出し、狭い 道路をより狭くしております。市道17013号線に入る千葉八街横芝線、神門八街線入口 脇の電信柱に、白地に黒文字で「通学路につきトラックの通り抜けご遠慮ください」と垂れ
    幕がかかっておりますが、法的な効力もなく、トラックの進入は依然として止まりません。 通学路における子どもたちの安全を考えると一刻も早い対応をもってワイドボディトラッ クの進入禁止規制をし、規制強化を図っていただきたいと切に要望いたします。 次に、要旨②市道211号線において、側溝部分に歩廊を設置する件についてお伺いいた + します。 県道22号千葉八街横芝線クリーンセンター入口交差点、ローソン脇よりクリーンセンタ ー、用草方面に入る道路です。この道路も通学路になっておりますが、歩道はありません。 ローソン駐車場境界部よりクリーンセンター方向に約200メートルほど、道路面より下り 斜面のある側溝があります。以前はここに車が落ちたり、人が落ちたりと危険な場所でした。 今は、路肩注意と書かれた四角いポールが等間隔で設置されたおかげで、側溝に落ちる事故 が少なくなったと聞いております。しかし、歩行者は車が来ると反射的に何もない側溝部側 に逃げようとします。暗くなったときは、さらに危険が増加します。一度落ちるとなかなか 這い上がれません。学童が通う道です。歩道がなく危険で、さらに側溝が深い危険な道路と いうことで、保護者の方たちも心配しております。学童の安全はもとより、地元の方たちの 安全・安心につながる対策を講じなければなりません。 そこで提案ですが、側溝部分を覆う蓋をかけ、その上を歩けるような歩廊を設置していた だけると、車も歩行者も安心して通れる道路になると思われます。早急なるご対応をよろし 以上で、私の第1回目の質問を終わります。前向きで明解なるご答弁、よろしくお願いい くお願いいたします。 たします。 ○市長(北村新司君) 個人質問6、木村利晴議員の質問に答弁いたします。 -135- + 先に、質問事項2.道路問題について答弁いたします。 (1)①ですが、八街市の通学路につきましては、歩道の未整備箇所が多く、早急な対応 が必要と考えております。ご指摘の市道17013号線におきましては、大型車両の通行も 多いことから、危険箇所との認識を持っております。 歩道が未整備の道路での歩行者の安全を図る際に、進入車両の規制を行うことは有効な手 段と考えております。しかしながら、交通規制を行うには沿線住民の同意や代替路線の確保 など、大変難しい状況であります。千葉県警察本部交通規制課からも、このような幅員の狭 い道路につきましては、まず、進入車両に対し看板等で事前に道幅が狭いため通行不可な車 両を周知することが有効とのアドバイスをいただいております。 今後、このような道路につきましては、進入車両に対し、看板等での周知を徹底するなど してまいりたいと考えております。 次に(1)②ですが、ご指摘の箇所につきましては、路肩部分に側溝が設置されておりま すが、その側溝が車道より低い位置に設置されており、また、蓋もかかっていないことから、 路肩注意標を設置して注意喚起を行っているところでございます。ご指摘の歩廊は、柱の上 に板を乗せ、その上を通行するという構造物だと思いますが、歩廊にこだわらず、この部分 を歩行者等の通行部分として有効活用する方向で、検討してまいりたいと考えております。 ○教育長(川島澄男君) + 質問事項1.子どもたちの命の安全・安心について答弁いたします。 + (1)①ですが、教育委員会では、各小中学校に毎学期、いじめ調査を実施しております。 本年度、1学期末の調査結果は、小学校においては、冷やかし・からかいが11件、持ち物 隠しが4件、仲間外れ・集団による無視が3件、暴力をふるうが6件というものが主な態様 中学校においては、言葉でのおどしが16件、冷やかし・からかいが32件、持ち物隠し
    が8件、仲間外れ・集団による無視が10件、ブログ・プロフ・ホームページ・掲示板によ る誹謗・中傷が6件、暴力をふるうが25件、たかりが2件というものが主な態様でありま 次に②ですが、いじめの問題の重大性を全教職員が認識し、校長を中心に協力体制を確立 して対応にあたります。日々、児童・生徒が発する危険信号を見逃さず、的確に対応できる でありました。 した。 ように努めます。 各学校が行う具体的な対処については、次の3点を確認しております。 1つ目に、市内統一のいじめアンケートを実施し、調査を今後も継続して行うこと。 2つ目に、学校等における相談機能を充実し、児童・生徒の悩みを積極的に受け止めるこ とができる体制の整備に努めること。 導を行うこと。 3つ目に、いじめている児童・生徒に関しては、関係機関との連携を含め、毅然とした指 2学期のスタートにあたって、全小中学校で校長からいじめ撲滅について決意表明を行い、 -136- + ります。 具体的な取り組みを児童・生徒はもちろん、保護者等にも学校だよりなどで周知を行ってお 次に③ですが、教育委員会では、8月に臨時校長会を開催し、次のことについて、2学期 以降取り組んでいくことを確認いたしました。 ①9月3日の始業式において、いじめ撲滅アピールを行いました。 校長が4つの勇気、いじめを「やめる勇気」「とめる勇気」「はなす勇気」「認める勇 気」について児童・生徒に話しました。このことを契機とし、児童会や生徒会が中心となっ て考え、全校の児童・生徒が、自らいじめをしない・させない・許さない、学級や学年、そ して学校の実現を目指します。 ②10月には11月の「やちまた教育の日月間」に実施される地域公開に向けて、「いじ め撲滅」に係る道徳授業実践の計画立案を行います。さらに、児童・生徒の主体的な活動場 面の設定を考案します。 ③11月には「やちまた教育の日月間」として、道徳の授業実践はもちろん、各学校が安 心して学び、活動できる「魅力ある学校づくり」の一層の推進について、家庭や地域に向け て決意表明と広報周知を行います。 今後の課題として、それぞれの取り組みについて、定期的な点検を行うとともに、いじめ アンケート内容の精査を行い、十分点検と検証を行います。 また、1学期において解決していない、いじめ事案については、十分に追指導を行ってま + いります。 ○木村利晴君 では、自席にて、第2回目の質問をさせていただきます。 道路問題に対して、前向きのご答弁をいただきまして、本当にありがとうございます。 やはり道路は通ってみないとわからないんですね。この17013号線においては、車で 通って初めて気が付く場合があります。脇から生垣の枝が出ていたりすると、車は大きく膨 らんできますので、反対車線、対向車も必ず止まらないとすれ違うことができない。こんな 状況下で通学路を歩いている児童がおられるということで、本当に危険極まりない道路だっ たなと。本当に垂れ幕はかかっているんですけれども、トラックの方は、それはほとんど無 視して、どんどん入ってきますので、前向きにこの車両通行止め等の看板でも付けていただ きますと、やはり公的な規制がないと、なかなか規制するのは難しいかなと。そういった意 味では、前向きなこういう姿勢で取り組んでいただければ、住民も安心して暮らせるかなと いうふうに思っています。 また、市道211号線におきましては、本当に地元の方、夜道ですり鉢状になっていまし
    て、結構落ちる方がおられるんですよね。深さが1メートルぐらいあるんです。ですと、子 どもだとなかなか這い上がってくることができない。斜面も結構きついものですから、大変 だったというようなことで、住民の方から随分何回も私は頼まれてはいたのですが、なかな か言う機会がなくて、今回に至ったわけなんですけれども、有効に空間利用していただける -137- + というようなことをお聞きしましたので、胸を張って地元の方に報告ができると思います。 ありがとうございます。 引き続きまして、いじめについて、再質問させていただきますが、やはり大津市の中2の 男子が自殺練習をさせられていたと。大きく報道されたわけなんですが、その報道された7 月4日以降、やはり傷害や暴行などの容疑で被害届が続々と提出されているというふうに聞 いております。 私も8月24日の新聞の記事ですと、そのときで15件以上あったと。3件は加害者が傷 害容疑などで逮捕されているような刑事事件にまで発展しているということで、大変心が痛 む事件でありますし、全国的にも非常に残念な状況にあるように思われます。 また、本日の新聞におきましても、札幌市の中学1年生の男子が、いじめられて死にたい というような遺書を残しまして、マンションから飛びおり自殺をした記事が載っておりまし た。本当に子どもたちの安心・安全を守るために、私たちはやはりどういうことをしたらい いのか。やはり思春期に来ている子どもたちは、どうも自分の気持ちを素直に言う、人にい じめられていることを言うことが自分の恥のように感じている子どもが多いようなんですね。 ですから、なかなか親にも、そういうことを言えない。自分も結構プライドというか、そう いうものもありまして、いじめられていることを知られたくないというようなことも影響し ているのかなというふうに感じております。 + 私は、八街市でアンケートを実施しているというようなことを聞きましたけれども、この アンケート調査、一応、データをとったということではなくて、この内容を見て、どのよう + な内容で、いじめにつながるような内容が、事例があったのかどうか。アンケート調査の内 容を少しお聞かせ願えればと思うんですが。 ○教育次長(長谷川淳一君) お答えいたしますけれども、個別の内容ということではなく、総体的なということで、お 話しさせていただきたいんですけれども、先ほど教育長の方から調査結果についてはお答え したところでございますけれども、このアンケートに記載された内容につきましては、いず れもいじめにつながる可能性があると、そういう認識を持っております。各学校とも、そう いった認識のもと、教育相談を行いまして、教育委員会としても直接の指導主事が聞き取り 調査を行うと。そのために学校へ足を運んでいるというような状況でございます。一つ一つ、 その内容を確認しているというところでございます。 ○木村利晴君 せっかくアンケート調査をしていただいているので、これを形式的な調査に終わらせずに また一歩進んだ形で、調査をしていただきたいと思いますし、そういういじめにつながるも のを見逃さず、やはり厳しい目で見ていただけるような、お手本になるような調査を期待し ております。 もう一つ、先ほど質問しました、大津市の加害者の親のことなんですが、かなりのモンス ターペアレントというか、非常に一筋縄ではいかなかったような背景があったように思われ -138- + ます。インターネットでは、実名入りで非常に役職だとか、立場だとか、いろんなものが載 っていましたけれども、そういう意味で非常にそういう地元の名士だったり、いろんな形で
    しがらみが強かったり、また、非常に脅威を感じるような人材だったり、こうした場合、学 校の方で担任教師だとか、学校の校長、もしくは教育委員会で、この保護者たちと話し合い で解決できるというふうに考えておられるのか。なるべく警察も介入は避けていった方がい いのかなとは思うんですが、そういうモンスターペアレント対策に対して、お話を聞かせて いただきたいと思いますが。 ○教育次長(長谷川淳一君) 各学校におきましては、保護者からの理不尽と申しますか、そういったお話、申し立てに 対しまして、毅然とした態度で臨むように教育委員会としても指導しておるところでござい ます。そうはいいましても、なかなか解決に至らないと。そういった事案につきましても、 こちら市教育委員会と協力体制をとりながら、何とか解決に向けた努力をしているというと ころでございます。 ○木村利晴君 毅然とした態度で対処していただきたいというふうに思いますが、ただ、やはり限界もご ざいます。そういう限界を感じたときに、すぐにやはりほかの第三機関に相談するような体 制を作っていっていただければ、もっと安心なのかなというふうに思います。 今日の新聞にいじめを許さぬ学校にということで、第一面に載っていたんですが、いじめ 対策専門家組織というのができたということで、文部科学省が新施策として全国200地域 + で相談・助言をする。このような取り組みを始めたということです。ですから、こういう機 関もやはりうまく活用して、こういう問題解決にあたっていただければ、本当に我々大人た ちも安心して学校を見ていられるのかなと。やはり学校だけの対応だと、なかなか限界はあ りますし、無理な部分もあると思います。そういう意味では、第三機関も大いに活用してい ただければいいかなというふうに思っております。 やはり、いじめをなくすには、起きてからのことも大事なんですけれども、やはりいじめ を未然に防ぐということも非常に大事なことなので、このことに関して全国の市町村教育長 が12項目中、3項目を選択するようなアンケートの調査をしておりましたので、その結果 を参考に述べさせていただきたいと思います。 教育研修の充実51.6パーセント、道徳教育の充実49.3パーセント、児童・生徒間 の関係改善プログラム44.2パーセント、教師の増員35.9パーセント、相談窓口の紹 介23.5パーセント、スクールカウンセラーの動員21.2パーセント、いじめ被害者の 話を聞かせる20.3パーセント、教職員以外の人に学校にいてもらう9.7パーセント、 教員養成課程での指導充実9.7パーセント、児童・生徒への懲戒を行いやすくする8.3 パーセント、携帯電話所持の禁止・制限3.7パーセント、その他15.2パーセント。 この結果を見ますと、いじめ対策に対する教員研修だとか、道徳教育というのが有効な手 だてだということで、各市町村の教育長は考えている方が半数以上おられるというふうに思 -139- + いますが、このことは、今までの教育内容で人の道を説く教育は先生にも児童・生徒にも不 十分ではなかったのかなと思われますが、道徳の授業が学習指導要領の趣旨にのっとった形 で行われてきたのでしょうか。道徳教育の必要性について、教育長のお考えをお聞かせ願い たいと思います。 ○教育長(川島澄男君) こういうふうに捉えております。 各学校における道徳の授業は、八街市の小中学校においては、完全に実施されていると、 また、道徳教育についての私の考えですけれども、先ほどのアンケートの中でも49パー セントと道徳教育の必要性を全国の市町村の教育長は捉えていたわけなんですが、私も道徳 教育については非常に大事なことだというふうに考えております。午前中の山口議員の立志 式、二分の一成人式等にも生きる力、いわゆる生き方指導というものについて問われたわけ なんですが、今その生き方指導が若干不足していた部分があったのではないかというふうに、
    私は考えております。そういう意味で、これからも八街市の学校は、道徳の授業を大事にし て、人間尊重の精神とか、生命に対する畏敬の念とか、そういうことを授業のみならず、教 育活動、学校教育活動全般において、児童・生徒に培っていきたいと、そんなふうに考えて おります。 ○木村利晴君 + ありがとうございます。やはり幼い頃から思いやりの心を教える道徳教育というのは、絶 対必要でありまして、倫理観を持った大人に育てることが、我々大人たちの使命と心得ます。 + その点もよろしくお願いいたします。 やはりいじめについて、気が付かなかったということでは済まされないということで、保 護者にも家庭での子どもの言動に注意するよう要請し、日頃より保護者と教師との良好な関 係づくりが不可欠と考えます。そのため、保護者会を充実させ、家庭教育の役割を折に触れ て説明し、保護者としての義務や責任を果たすよう啓発していただき、学校と保護者との協 力なしでは、学校での生活指導の効果を高めることはできないというようなことを知ってい ただく必要があります。保護者への啓発はどのようにされているのか、お尋ねします。 ○教育次長(長谷川淳一君) 保護者への啓発というご質問でございますけれども、学期ごとの保護者会、また、個別面 談におきまして、いじめ問題を含めた児童・生徒の実態、それに対する家庭での注意事項及 び協力依頼などを事前に職員会議等で検討し、共通理解した上で面談等において提示をして いるというところでございます。 う対応をしております。 また、学校だよりや学年だよりにも、いじめや人権に関することを積極的に啓発するとい また、今学期9月におきましては、校長が始業式にいじめ撲滅の決意表明をするとともに 学校の取り組みを学校だより等におきまして、改めて周知をしているというところでござい ます。 -140- + ○木村利晴君 学校での取り組みなんですが、やはり一方通行ではなく、保護者と学校側、教師とでのキ ャッチボールがやはり必要なのではないかと。やはり言葉が直接あって、話し合っていく。 そういう会話の機会を増やすことが、保護者と学校の信頼関係を保つ道なのかなというふう に思います。ですので、そういういろんなチラシとか、案内でお知らせするだけではなくて、 直接会って話せるような機会をたくさん設けていただければ、保護者と顔を見て、お話しで きるわけですから、相手の様子がわかるし、子どもたちの家庭の様子も、そのとき聞けると 思います。そういう意味では、いじめる側、いじめられている側の親御さんたちが、どうい う人たちなのか。これはやはり実際、顔と顔を突き合わせた形での会話をすることによって 読み取れるものがありますので、なるべく顔を合わせるような、そういう会合を持っていた だければ、もうちょっと進んだ形になるのかなというふうに思いますので、私の提案とさせ ていただきます。 今、いじめでは済まされないような事態も発生しております。暴行や窃盗などは犯罪です。 もはや学校や教師の対応をはるかに越している例もあります。まさに大津の事件もそうです。 そして、人権侵害を受けたと感じたときには、すぐに相談していただきたい。やはりそうい う会話をもってしていれば、相談もしやすくなっていくのかなというふうに思います。人権 擁護委員会という人権救済活動組織もあるようです。これは全国に100人ぐらいおられる ということなんですが、これも千葉県に今何人おられるか、わかりませんが、相談所がある ということなので、この人権侵害を受けたという申し立てがあった場合は、その調査を行い 必要に応じて人権侵害を行っている人や団体等に対して警告や勧告など、事案に応じた救済 +
    措置をとるところということになっております。被害に遭った方、1人で悩まず、こういう 機関への相談を速やかに相談してほしいと思います。 今まで、八街ではこのような人権擁護委員会などに相談するような事案はございましたで しょうか。お聞きしたいと思います。 ○教育次長(長谷川淳一君) 八街では報告はないと思います。 ○木村利晴君 文部科学省で、やはりこういう新しい取り組みの新施策を出されたわけなので、この辺の ところをこれから大いに活用していただきたいと思います。 いじめを繰り返す子どもたちに対する出席停止という処分を出した市町村がありますね。 これに対して、八街では、この出席停止処分をするような事例があったのかどうか、お伺い 出席停止というような処分といいますか、そういったことをした経緯は八街ではありませ します。 ○教育次長(長谷川淳一君) ん。事例はございません。 ○木村利晴君 -141- 生活指導という形で、一応、学校にふさわしくない服装をしてきたとか、そういう髪型を してきたということで、生活指導という形で、一応、出直しなさいということも含めると結 構あると思うんですが、これからは、やはり繰り返しいじめをしているような児童・生徒に 対しては、毅然とした指導をしていくということをお伺いしましたので、このことも含めて 毅然とした態度で、そういう繰り返しいじめをする児童に対しては対処していただきたいな というふうに考えます。 最後に質問ではないのですが、お隣の東金市においての取り組みをご紹介させていただき たいのですが、お隣の東金市では県と共同で、子どもたちの見守り活動をしております。意 欲の高い防犯ボランティアに、防犯ボランティアトップリーダー養成講座というのを開いて 専門知識や高度な活動事例などを学ぶ機会を提供しております。八街におかれましても、ぜ ひ、参考にしていただき、地域の方たちの協力をいただき、子どもたちの安全・安心を図っ ていただきたいと思います。ぜひ、防犯ボランティア養成講座を実施していただきたいと思 いますが、実施していただけるような、これからの取り組みをしていただけますでしょうか。 ○教育次長(長谷川淳一君) 今、そういったボランティアの養成講座というようなことは、具体的には考えておりませ んけれども、本市では何度もご答弁しておりますけれども、本年平成24年度から八街っ子 サポート連絡協議会という青少年健全育成をより強化を図るという目的で立ち上げておりま す。その中で声かけ運動ですとか、見守り活動という事業に取り組んでおりますので、そう いったことを十分活用してまいりたいと思います。 どうもありがとうございます。いじめは決して許される問題ではありませんので、学校と 警察と連携強化をしていただきまして、また、外部専門家の力を活用し、いじめ対策を強化 + ○木村利晴君 していただきたく、強く要望いたします。 これで、木村利晴の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(鯨井眞佐子君) 以上で、誠和会、木村利晴議員の個人質問を終了します。 次に、誠和会、小山栄治議員の個人質問を許します。 ○小山栄治君 誠和会の小山栄治でございます。議員として2年目を迎え、心新たにしているところでご ざいます。どうぞ、これからもご指導、ご協力をお願いしたいと思います。 それでは、通告に従い、質問させていただきます。
    質問事項1.安心して生活できる街づくりについて。 要旨1.日常生活自立支援事業について。 日常生活自立支援事業につきましては、配付させていただきました資料を参考にしていた だきたいと思います。 現在、成田を除く印旛郡内の市町は、さくら広域後見支援センター、佐倉市社会福祉協議 -142- + + + 会が、この事業を行っています。県では、各市町にこの事業を平成27年度までに移管して いく計画だそうですが、この事業が八街に移管されるにあたり、八街市としてはどのように この事業を進めようと考えているのか質問させていただきます。 要旨2.井戸水の手動式汲み上げポンプについて。 昨年3月の震災で、長時間の停電が起こりましたが、何といっても水の確保が大事だと実 感したところでございます。 そこで、今ならば、井戸水の手動式汲み上げポンプの残っているところがあるようですの で、市民の水の確保の意味も考え、調査をし、計画的に保存ができないものか、伺いたいと 思います。 きないか。 ①計画的保存と非常時の利用計画はできないか。 ②井戸水の水質検査に現在7千円の費用がかかりますが、市民の安全のために一部助成で 質問事項2.心の豊かさを感じる街づくりについて質問させていただきます。 要旨1.家庭教育の充実について。 子どもの非行や、しつけなどは、家庭が一番大切だということは、誰しもが口にするとこ ろです。しかし、家庭教育というのは、非常に難しく、どうすれば家庭教育の充実が図れる のかが、重大な問題です。 そこで伺います。 ①家庭教育充実の現状と推進について、どう取り組む計画があるのかお伺いいたします。 ②子ども会や、スポーツ少年団などへの加入率が年々減少しているようですが、その原因 はどのようなことが考えられるのか。加入対策についてお伺いいたします。 質問事項3.市民とともにつくる街づくりについて質問させていただきます。 要旨1.コミュニティの育成について。 現在、本市では自治会に加入しない世帯が多く、地域の人との関係が薄れ、自治会活動な どが、やりづらくなっている地域が増えていると聞きます。 そこで、八街市総合計画2005、第2次基本計画七の街「めざします市民とともにつく る街」の中のコミュニティの育成、主な計画事業が記載されていますが、その中の自治組織 の見直し、地域自治制度の強化について、事業計画をお間かせいただきたく質問いたします。 要旨2.選挙投票率向上について伺います。 今まで先輩議員が、幾度となく議会で質問をし、投票率を上げる努力を十分していただい てきたことと思いますけれども、いまだ上がっていないのが現状です。 そこで、今までとは違った対策を考えていかなければいけないのではないかと考えます。 そこで伺います。 ①投票率を向上させる強化策についてお伺いいたします。 要旨3.市の花制定についてお伺いします。 今年、市制施行20周年を記念し、市の花を制定することになり、現在、市の花の募集を -143- + + しているところですが、八街市のシンボルとしてふさわしい、市民に親しまれる市の花に決
    まってほしいと思っております。 そこで伺います。 応募状況と、決定までの今後の手順はどうなのか、お伺いいたします。 以上で、私の登壇での質問を終わらせていただきます。明解なご答弁をお願いいたします。 ○議長(鯨井眞佐子君) 会議中でありますが、ここで10分間の休憩をいたします。 (休憩 午後 1時54分) (再開 午後 2時04分) ○議長(鯨井眞佐子君) 再開いたします。 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ○市長(北村新司君) 個人質問7、誠和会、小山栄治議員の質問に答弁いたします。 初めに、質問事項1.安心して生活できる街づくりについて答弁いたします。 (1)①ですが、日常生活自立支援事業は、在宅で日常生活を送る上で、十分な判断がで きない方や体の自由がきかない方が地域で安心して生活できるよう支援する有償の福祉サー + ビスでありまして、厚生労働省が全国社会福祉協議会に委託して実施しております。 + 印旛管内におきましては、成田市を除く地域を現在、佐倉市社会福祉協議会が所管してお ります。この福祉サービスの主なものは、生活支援員がサービスを必要とする利用者本人と の契約に基づき、利用者の預貯金の口座からの出し入れを行うというもので、事前の相談・ 調査の段階において、専門員と呼ばれる社会福祉協議会の職員が利用者宅を訪問し、支援計 画を策定したり、通帳の管理などの業務を行っております。 佐倉市社会福祉協議会が所管している成田市を除く印旛管内の市町全体の利用者数は、平 成23年10月31日現在で75人で、このうち佐倉市が33人、本市が15人、印西市が 11人、四街道市が8人となっております。 全国社会福祉協議会におきましては、日常生活自立支援事業につきまして、佐倉市などの 基幹社会福祉協議会を単位とする方式から、平成27年度までに段階的に全市町村社会福祉 協議会で実施できる仕組みを導入しようとしており、印旛管内においても一部の市におきま して、平成25年度からの業務の移管に向けて準備をしていると伺っております。 本市としましては、高齢化や核家族化の進展に伴い、このサービスの利用者は増加してい くものと考えておりますので、利用者の状況や業務量を把握した上で、市社会福祉協議会に 対する必要な支援につきまして、検討してまいりたいと考えております。 次に(2)①ですが、昨年の東日本大震災におきまして、震災直後からの長時間にわたる 停電により、生活上欠かすことのできない自家用井戸が使用できなくなりました。これらに 対しまして、発電機で使用可能となる井戸のある施設を選定し、地域や消防団の方々のご協 -144- + 力を得て、給水活動を行い対応したところでありますので、今後、同様の対応をとってまい りたいと考えております。 ております。 また、市といたしましては、給水車を配備し、応急給水にあたることになっておりますが、 災害規模に応じて、千葉県水道災害相互応援協定により、応援要請をしてまいりたいと考え 次に②ですが、現在、水質検査を希望される方には、検査機関として印旛保健所内にあり ます食品衛生協会並びに民間の機関を紹介しております。 また、検査の結果、大腸菌と硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素のどちらかが基準値を超えた場 合は、浄水器の設置をお願いしており、設置費用について補助を行っております。補助内容
    といたしましては、購入費及び設置費用の3分の1で、上限は5万円であります。 今後も安全・安心な飲用水の供給は、市の責務と認識しておりますので、浄水器の設置費 の助成を継続して飲用水の安全確保に努めてまいりたいと考えております。 なお、水質検査の助成制度につきましては、現在のところ考えておりません。 次に質問事項3.市民とともにつくる街づくりについて答弁いたします。 (1)①、②につきましては、関連しておりますので、一括して答弁いたします。 地域コミュニティは、地域に暮らす人々の幸せや地域の豊かさを向上させる上で、重要な 役割を果たす主体であると考えております。しかし、現在その主体となる区等自治会への加 入率は60パーセントに満たない状況であり、その理由としては、少子高齢化の進展や市民 個々の価値観、生活様式の多様化により、市民同士のコミュニティ意識が希薄になっている ことが考えられます。市民の相互理解を促進し、自治意識を高めることが大きな課題となっ ており、地域活動に自ら進んで参加できる新しい体制づくりの検討など、これまでの自治組 織のあり方を見直す段階に来ているものと考えているところでございます。 こうした中で、他の自治体におきましては、コミュニティ組織、NPO等のさまざまな団 体による活動が活発に展開されており、地方公共団体が、これらの動きと呼応して新しい協 働の仕組みを構築する流れになってきている状況にあります。 そこで、本市としましても、協働の街づくりを推進するために、八街市協働のまちづくり 職員研究会を平成22年7月に発足させまして、現在、そのメンバーが通常の本来業務の他 に各区や自治会、各種団体への聞き取りをするなどの実態調査を実施しながら、調査・研究 活動を行っております。さらに、協働のまちづくり市民講座を並行して開催するなどしまし て、市民や区等自治会、NPO等のさまざまな団体との協働を踏まえながら、新たな方向性 を模索しているところでございます。 次に(3)①ですが、「市の花」選定にあたりまして、選定委員会を立ち上げ、学識経験 者4名及び各種団体の代表者4名に加え、市民の皆様からの委員を募集し、その代表者2名 の合計10名の委員で運営していただくようお願いしております。 また、市の花の品種選定にあたりましては、市民の皆様に参加いただき、幅広く意見を伺 うため、その募集につきまして、広報やちまたや市ホームページに掲載してお知らせするほ -145- + + か、市役所・中央公民館・図書館・スポーツプラザにおいて応募用紙の配布・回収並びに将 来の八街市を担う小中学生には、各学校を通じて応募用紙を配布し、夏休み明けに提出をお 願いしたところであります。 その他の募集方法としましては、多くの人が集うということで、先日の八街ふれあい夏ま つりの会場におきまして、募集の告知アナウンスと応募用紙の配布・回収を行っております。 なお、この募集期限は、夏休み明けの翌週となる9月11日火曜日としているところであ ります。 一方、先般開催いたしました第1回八街市「市の花」選定委員会におきましては、市の花 選定に係る手順や、その選定方針などについて確認をしたところでありまして、そのうち、 市の花の選定基準につきましては、①市のシンボルとして、ふさわしいものであること。② 市の風土・自然になじむものであること。③市民に愛され、親しまれるものであること。④ 今後の八街市のPRに有効に機能すると考えられるものであることの4点とし、市民から応 募された品種の中からこの基準に合うものを選定委員会において市の花候補品種として選定 いただくようお願いしております。 今回の委員会においては、8月10日までの中間集計結果を発表し、委員各位の活発な意 見交換が行われております。応募数といたしましては、募集期間始まりの約3週間で66票 の応募がありました。 + おります。
    また、先日のふれあい夏まつりの会場における応募数は、70票であったと報告を受けて + 今後、9月11日の募集締め切りまでの応募について、10月初旬までに事務局において 集計し、その結果をもって10月19日に第2回市の花選定委員会を開催する予定となって おり、選定委員会における、選定理由を含めた花の候補品種選定結果について、私が報告書 を受けた後に、「市の花」を決定することとしております。「市の花」決定品種につきまし ては、早ければ、12月議会において報告したいと考えております。 ○教育長(川島澄男君) 質問事項2.心の豊かさを感じる街づくりについて答弁いたします。 (1)①ですが、家庭教育につきましては、家庭教育学級を市立幼稚園、小中学校に各1 学級、合計15学級を開設し、家庭における教育力向上のための学習や保護者同士の情報交 なお、必要に応じて学級主事である教頭や家庭教育指導員が指導助言を行っています。 そのほかに、家庭教育は教育の原点であることを再認識していただくために、家庭教育講 換を行っております。 演会を開催しております。 教育委員会としては、家庭教育の重要性を十分認識しており、家庭教育学級や講演会等に 参加できない保護者にも、家庭教育の大切さを理解していただくためのリーフレットやチラ シを作成し、各家庭に配布しております。 今後も家庭教育の一層の充実を図るために、学校行事と連携するなど、保護者が参加しや -146- + すい方法を検討してまいります。 次に②について答弁いたします。 初めに、子ども会につきましては、八街市子ども会育成会連絡協議会、通称、八子連に加 盟する団体と、これには加盟していない各地区の子ども会がそれぞれ活動しております。 現在の子ども会の会員数は680人で、その内訳は、幼児から中学生までの子ども458 人と子どもたちを育成・指導する大人222人で構成されております。 また、団体数は22団体あり、その内訳は、八子連に加盟する19団体542人と、八子 連に加盟していない3団体138人となっております。 子ども会の団体数及び会員数を5年前と比較しますと、全体で7団体、約380人減少し ており、このうち、子どもは約290人、大人は約90人の減となっております。この要因 としましては、少子化の進展が挙げられ、市内小学校の児童数が5年前と比較して約910 人減少していることが大きいものと思われます。 また、子ども会と同様の活動をしていても、少子化による会員数の極端な減少により、正 式な団体として維持できなくなった地区も多いものと認識しております。 教育委員会では、現在、八子連に対して補助金の交付のみならず、事業の共催、行事等へ の人的・物的な提供、広報やちまたによるPRなど、さまざまな支援を行っております。 今後も、本市の青少年の健全育成を推進するため、子ども会が魅力ある活動を行うことに より会員数が増加するよう、支援を継続してまいります。 次に、八街市スポーツ少年団につきましては、現在、団体数及び団員数は22団体、55 3人であり、5年前と比較しますと3団体、81人減少しております。この要因としまして は、少子化の進展、趣味の多様化、スポーツ少年団以外の団体への参加などが挙げられます。 このため教育委員会では、スポーツ少年団への加入を促すべく、団員の募集記事を広報やち またや市ホームページに掲載しているところであります。 スポーツ少年団は任意団体ではありますが、本市の青少年健全育成を担う重要な団体であ ると認識しておりますので、今後もその活動を支援してまいります。 ○選挙管理委員会事務局長(小出聰一君) 質問事項3.市民とともにつくる街づくりについて答弁いたします。 (2)①ですが、選挙における今日の有権者の投票行動としまして、政治不信や無関心、
    自分1人が投票しなくても政治や世の中は変わらないという考え方や選挙権行使よりも自己 の都合を優先する傾向が強まっているということであり、どの選挙においても投票率は年々 低下している状況にあります。 本市の平均的な年齢別の投票率としましては、ほぼ年齢に比例する数値となっており、年 齢が下がるほど、投票率も低くなっております。 低投票率の向上につきまして、ある団体の昨年の調査においては、今までの広報型の投票 率向上策は、ほとんど効果を上げていないという研究結果もあるようです。そのような中で、 モラルに訴えたり啓蒙するだけの今までのやり方では、有権者は投票所に足を運ばないとい -147- + + うことが読み取れるとのことです。 一方、候補者においては、明確な争点を提示し、国民や市民の関心を引く選挙戦を展開す ることにより、投票率の向上が図れるとも言われております。 このようなことから、近年、新たな方策として、学校教育を含めた選挙権を取得する以前 の年齢に対する政治意識の向上を図る主権者教育が取り上げられております。 本市といたしましては、小学生を対象とした選挙用ポスター及び標語の募集、成人式での 啓発物資の配布による投票の呼びかけなどを行っております。 また、市内中学校では生徒会役員改選において、実際の選挙を想定した模擬選挙を行って おり、その際には、市選挙管理委員会から本物の記載台や投票箱を貸し出すなどのことをし ているところではありますが、現在のところ、すぐにでも投票率を向上させる具体的な対策 というようなものを見出すことは、大変難しく、さまざまな事案を参考にしながら模索を続 けているところでございます。 今後も、現在の選挙制度の中で可能な範囲で、行政と地域の明るい選挙推進協議会等が一 体となり、効果的な啓発活動などに取り組んでまいりたいと考えております。 ○小山栄治君 丁寧な答弁、大変ありがとうございました。自席より質問をさせていただきます。 まず、日常生活自立支援事業について質問をさせていただきます。 + これは、平成27年度までに、どうしても八街市でやらなければいけない事業ということ になっておりますけれども、八街においては、何年頃から始められる予定なのか。見通しが + ありましたら、お答えいただきたいと思います。 ○市民部長(加藤多久美君) 本事業につきましては、今現在、議員のおっしゃるとおり佐倉市の社会福祉協議会がやっ ているということで、それが平成27年度までに各市町の社会福祉協議会に順次移管してい くということで、そういうフローになっておりますが、本市におきましては、先般、社会福 祉協議会とも協議しまして、できれば、平成26年4月から移管の方向で考えておるところ でございます。 ○小山栄治君 平成26年度から始めたいということで、非常に安心いたしました。できるだけ、早目に スタートできるようにお願いをしたいと思います。四街道市さんや白井市さんは、来年度あ たりから始まるような話も聞いておりますので、できるだけお願いをしたいと思います。 そこで、現時点で八街市の社会福祉協議会に対して、どのような支援を考えているのか、 わかる範囲で結構ですので、お願いいたします。 ○市民部長(加藤多久美君) 私ども本市の社会福祉協議会への支援の内容でございますが、現実的に、今、市の社会福 祉協議会の方では、この事業が移管されますと、やはり専門員の設置が必要になるわけでご ざいます。その支援員の設置につきましては、現有人員ではなかなか難しいということを私
    -148- + ども聞いておるところでございます。よって、この専門員の設置、人員の配置等について、 今後、社会福祉協議会と詰めなければいけませんけれども、それに伴って人件費がやはり社 会福祉協議会において増となるということが想定されますので、それに対しましては、現在 人件費の補助相当分として、私どもの方から社会福祉協議会に年額2千万円強、補助を出し ているところでございますが、その増額も含めて、その補助金の増額がいいのか、例えば人 的に私どもの方から社会福祉協議会の方に出向なりさせるのがいいのか、その辺については 今後、社会福祉協議会と協議して、よりよい方向に向かっていきたいと、そのように考えて いるところでございます。 ○小山栄治君 ありがとうございます。この事業は成年後見へもつながる支援事業ですので、そうした意 味からでも、市としてもしっかりとした支援をお願いしたいと思いますけれども、先ほど1 5名とありましたけれども、現在は18名の利用者がいるようですけれども、その18名の うちの10名が生活保護者ということで、この事業は利用料をいただいて行っている事業で すけれども、生活保護者の利用料というものは、どのように考えているのか、お聞かせいた だきたいと思います。 ○市民部長(加藤多久美君) ございます。 ○小山栄治君 今、議員ご指摘のとおり、かなり多数の生活保護の受給者が利用しているということでご ざいますが、生活保護受給者の利用については、利用料を徴収していないというのが現状で + 現在、利用料は生活保護者からはいただいていないということですけれども、これが佐倉 市社会福祉協議会においては、非常に負担になって、市の持ち出しということで、八街の生 活支援保護者の利用料も佐倉市さんが、今まで払っているというような状況なんですけれど も、もしも八街に移管されたときに、この生活保護者の利用料も含めた予算をきちんとして いかないと、市の社会福祉協議会がほかから流用してこないといけないということで、非常 に負担になってくると考えられますけれども、その点を含めた予算を考えていただきたいと 思いますが、その点、お願いいたします。 ○市民部長(加藤多久美君) その点も含めて総合的に、今後、社会福祉協議会と協議いたしまして、支援のあり方を検 討させていただきたいというのが現在の考え方でございます。 ○小山栄治君 いたします。 ありがとうございました。この事業、大変大事なことだと思いますので、よろしくお願い 次に、井戸水の水質検査について質問をさせていただきます。 現在、八街市では浄水器を設置している家庭というのは、どのくらいあるのか。わかる範 囲で結構ですので、お願いいたします。 -149- + ○経済環境部長(中村治幸君) 浄水器の設置、市内全域ということでございますので、これについては、私どもの方では 把握してございません。年度ごとの補助器数につきましては、平成22年度で5器、それか ら平成23年度が10器助成しておりますが、全体で何器設置されておるかということにつ いては、把握はしてございません。 ○小山栄治君 把握していないということで、わかりました。それでは、八街市の井戸水の水質検査を市
    の方では毎年行っているということを聞いておりますけれども、その結果、10年前と現在 の水質検査の変化が見られるのかどうか、わかりましたら、お願いいたします。 ○経済環境部長(中村治幸君) 10年前と比較ということでございますが、現在は八街市では、北部と南部に分けまして 検査を年間65本ずつやっております。それで、10年前、平成13年度につきましては、 単年で市内一円、116本の検査を実施しております。ですから、そこと比較いたしますと 平成13年度と平成22年度、23年度、この2年度を合わせた市内全域の比較で申し上げ ますと、八街で一番問題になっております硝酸態窒素、あるいは亜硝酸態窒素、これの検出、 水質基準値を超えた井戸につきましては、平成13年度が116本の検査のうち39本、率 にして35パーセントの井戸から検出されております。平成22年度、23年度の2年で1 30本の井戸を検査しておりまして、この基準値を超えた井戸が40本、率にして約30パ ーセントということで、硝酸態窒素、あるいは亜硝酸態窒素につきましては、あまり大きく + + 変化がないと。 それから、大腸菌につきましては、平成13年度、これにつきましては116本の検査の うち64本、率にして55パーセントから検出されておると。平成22年度、23年度では 130本のうち3本の井戸から検出ということで、この大腸菌につきましては、大きく下が っておるという状況でございます。 ○小山栄治君 ありがとうございます。数字を見ますと、ほとんど10年前と変わっていないということ で、水質が10年間、あまり変化がないのかなというような感じがいたします。 そこで、浄水器を設置したときに、付けたときに、確かに浄水器の効果があるかどうかと いうことで、水質検査をしているとのことですけれども、その後、その浄水器というものが どのくらいの年数、安全な水を確保できるのか。また、浄水器を付けたところの水質検査と いうものは、何年かごとにやっているのか。そのまま、1回やったきりなのか。その辺をお 願いいたします。 ○経済環境部長(中村治幸君) この水質検査につきましては、補助金を支出する関係から設置後の検査も義務付けており ます。当然、設置して、この亜硝酸態窒素あるいは大腸菌等が検出されないという場合に補 助金の方を支出してございます。ただ、これはメーカー等によりまして、耐用年数等、それ -150- + ぞれ違うようでありますし、また、毎年のメンテナンス、あるいは数年に一度のメンテナン ス等、いろいろあるようでございますが、その後について、私どもの方で水質検査を行うと いうことは、現在は実施しておりません。 ○小山栄治君 八街市においては、上水道がこの先、進む予定があまりないというようなことで、井戸水 に頼るしかない家庭が多いわけですけれども、安全を考えていくと、検査を何年かに一度は 必要と思いますので、私は、ぜひ水質検査の助成を検討してほしいということを要望して次 の質問に移ります。 家庭教育の充実について質問いたします。 家庭教育学級とか、講演会等を行って、家庭教育の充実を図っておるようですけれども、 一番問題なのは、参加している人は問題ないんですけれども、そういうところに参加しない 人をどうするのかが、一番の問題になると思いますけれども、パンフレットやリーフレット の配布だけでは、なかなか問題解決には至らないと思いますけれども、その辺のところはど のように考えているのか、お答えいただきたいと思います。 ○教育次長(長谷川淳一君) ご質問のように、家庭教育の重要性を十分認識している中で、家庭教育学級に参加してい
    る方以外の方への参加の呼びかけということでございますけれども、なかなか有効な手段が 見つからないというのが現状でございまして、地道に根気強く、そういったチラシ等、リー フレットを配布しながら参加を呼びかけていくということで、対応してまいりたいというふ + うに考えております。 ○小山栄治君 ○教育長(川島澄男君) 今、教育委員会が行っている学級や講演会以外に、家庭教育に学校または地域がどう関わ っていったらいいのか考えがありましたら、お答えいただきたいと思います。 1つは教育の日月間ということで、11月に地域公開等、学校を開放して学校のありよう を見ていただくと、こういうことを行っております。そういうときに、ほとんどの保護者の 皆様方がいらっしゃいますので、ただ単に授業を見るだけではなしに、集会を持って家庭教 育の大事さ等を訴えかけていくという方法もできるということ。 それから、大体、小中学校の学期に1回は、今話したような学校公開日を作っております ので、そういうときも保護者と児童・生徒、教職員が交わって、いろんなレクをしたり、道 徳の授業を展開したりしておりますので、そういうところでも、十分とコミュニケーション は図れていくんじゃないかというふうに考えております。 ○小山栄治君 ありがとうございます。 次に、児童・生徒の中に家庭によっては、健全育成を育てるのに非常に適さないような、 表現が悪いのかもしれませんけれども、その家庭で健全に育てるのを妨げるような家庭があ -151- + るように聞きますけれども、なかなか、その家庭の中には入っていくということは非常に難 しいと思いますけれども、健全育成のためにも助言とか、支援とかができる体制づくりとい うものがあるのかどうか、お聞かせいただきたいともいます。 ○教育次長(長谷川淳一君) 現在の体制といたしましては、学校教育相談員という相談員2名の方が学校教育課におり ますけれども、家庭訪問等によって、いろいろと家庭の方の事情とか、家庭訪問することに よってつながりをもっていくという対応をしております。 ○小山栄治君 わかりました。ぜひ、健全育成のために、いろいろな情報を集めて、よりよい家庭教育の 充実をしていただきたいと思います。 続きまして、子ども会とスポーツ少年団のことですけれども、子ども家庭教育の問題とし て、役員をやりたくないから、そういう子ども会だとか、スポーツ少年団に入れないんだと いうような話も聞きますけれども、そういうことのないように、学校、また教育委員会の方 でも、きちんとそういう子ども会活動、スポーツ少年活動に積極的に入るようなことをやっ ていただきたいと思いますけれども、その姿勢についてお願いいたします。 ○教育次長(長谷川淳一君) + ご質問のように、役員の負担があるということで、特に子ども会に入らないというような ことはお聞きをしておりますけれども、教育委員会といたしましては、人的な支援、基本的 には職員が手伝いに行くとか、あと物的支援ということで、補助金等も補助しておりますけ + れども、そういった形で極力支援をしてまいりたいというふうに考えております。 ○小山栄治君 ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 次に、コミュニティの育成について、再質問いたします。 先ほど答弁の中に、八街市協働のまちづくり職員研究会のメンバーが、聞き取り実態調査
    を実施しているというような答弁がありましたけれども、その聞き取り実態調査の中から、 どのような意見が出ているのか。わかる範囲で結構ですので、お聞かせいただけたらと思い ます。 ○総務部長(浅羽芳明君) これは、まだ調査の段階で、私の手元にその結果等はございませんけれども、この調査の 目的につきましては、協働という視点の中で、市と自治組織の関わり、これがどういうふう にあるべきかというようなことを目的に調査をするものでございます。 ○小山栄治君 ことを期待したいと思います。 ぜひ、その実態調査を参考にして、新しい方向性を見つけて、自治会への加入率が上がる 続きまして、選挙投票率向上について、再質問をさせていただきます。 どこの市町村でも投票率向上のために努力をしていると思いますけれども、八街市におい -152- + ては、毎回の選挙のように県下で下から数えた方が早いような投票率ということで、非常に さみしい思いをしていますけれども、せめて真ん中ぐらいになるように、何とかできないも のかなと思いますけれども、何が具体的な策がありましたら、お聞かせいただきたいと思い ます。 ○選挙管理委員会事務局長(小出聰一君) 投票率の向上ということで、従前から、そういうご指摘はいただいているところでありま す。議員の皆さんにもご了解いただいているかと思いますが、投票率を上げるということは 非常に難しいところがあります。市選管としても、どのような形で投票率を上げていくのか というのは、いつも悩み苦しんでいるところではあります。ただ、投票行動というのは、あ くまで有権者の権利ということでありますので、選管の方から投票しなさいというふうな形 の強権的な働きかけをするものではないと、私は思っております。となれば、やはり市民 個々の方、あるいは有権者の方が政治、そういったところに関心を持っていただくというよ うなアプローチは必要なのかなという気はします。 それから、実際、関心のない方にしてみれば、国政選挙であってもテレビ等でたくさん報 道されていても、選挙があることを知らないというような状況も決して少なくありません。 そんな中で、どうしても選挙日のお知らせ、あるいはどういう選挙があるんだということの お知らせというのは、しつこいほどやっていかなければいけないのかなというふうに思って います。 それから、答弁の方でもお話をさせていただいたように、新しい総務省の方の考え方とし て、主権者教育というようなところも出てきています。総務省から文部科学省の方に、こう いった取り組みをしてほしいという要請もしているような状況がありますので、有権者にな る前の選挙に対する関心というようなところ、従前あまりそういったことについて教育現場 では取り上げられていなかったかと思うんですが、そういったところができてくることによ って、行く行く上がってくるものになるのかなと。 それから、防災・防犯の関連で、この秋から八街市の方でもメール配信サービス、こちら の方が行われるようになっております。これは、基本的には防災・防犯というようなところ の情報をお伝えするというシステムなわけですけれども、広く行政情報についても発信がで きるということでありますので、先ほど言いましたように、どういう選挙が、いつ行われる のかというようなところは、そういったツールも活かして、個々に配信できれば、少しでも 投票率の向上ということにつながるのかと思います。いずれにしましても、地道な努力を続 けていく、これしかないのかなというふうに思っております。 ○小山栄治君 たいと思っております。 地道な努力を重ねるということで、我々も一生懸命にそういう努力をして、投票率を上げ 続いて、市の花の制定について質問をさせていただきます。
    市の花の選定委員会の会議のあった後、メンバーから応募数を聞いたときに60という、 -153- + + 先ほど66ということで、その後だったと思いますけれども、60という話を聞いて、八街 の市の花を決めるのに、あまりにも少ないので、私も何とか協力しようということで、用紙 を市民に配って、そのときに話をしていた中で、できたら選定委員会の中で決めてしまうの ではなくて、選定委員会は幾つかの候補をそこで選び出していただいて、その中からどれが いいのか、投票して決める方法ってできないのかなというような、お話がありました。 市民が選んで、自分たちが選んだ方が親しみもあり、市民とともにつくる街づくりにふさ わしいのではないかと思われます。そういう選び方をしている市も実際にあるそうですので、 検討できないのか、お伺いいたしたいと思います。 ○総務部長(浅羽芳明君) 確かに現在までの応募の状況というのが少ないという実態はあろうかと思います。まだ、 小中学校の方から上がってきていないということもございますし、先般、千葉日報の方でも 募集に関する記事を掲載していただいたところですので、そういった効果も期待しておると ころでございます。 それから、また、改めて投票をというようなご意見でございますけれども、できるだけ多 くの方々の意見をお聞きするようなこと。つまり、この市の花の制定に関していえば、制定 に関して何らかの形で多くの市民に関わっていただくということ。それから、制定後の展開、 + その他、この市の花の話だけではありませんけれども、市政運営に何らかの形で関わっても らうということで、関心度が高まるといった効果、これは期待できるということでございま す。確かに貴重な提案ではございますけれども、もう既に市の花の募集については、これは + そのものの募集、お願いをしているところでございます。 それから、選定委員会というのを制定しておりますので、その中でも、その委員会には公 募の市民にも参加をしてもらっているというような現状がございます。そういったことを考 えますと、改めて投票して決定ということについては考えておりません。 わかりました。最後に市の花が決まったときに、今後どのような活用をする考えがあるの ○小山栄治君 か、お聞かせいただきたいと思います。 ○総務部長(浅羽芳明君) 先般、第1回目の会議を開催したときにも、市の方では制定後にどのような活用方法を考 えているのかというようなお話がございました。これにつきましては、制定後、その花にも よりますけれども、制定後において、どのような利活用を図っていくかということについて は、考えていきたいと思っておりまして、現在、具体的な活用、利活用についての具体的な 計画・予定というのは持っておりません。 ○議長(鯨井眞佐子君) 以上で、誠和会、小山栄治議員の個人質問を終了します。 会議中でありますが、ここで10分間の休憩をいたします。 (休憩 午後 2時51分) -154- + ○議長(鯨井眞佐子君) 再開いたします。 休憩前に引き続き、会議を開きます。 次に、誠和会、小菅耕二議員の個人質問を許します。
    ○小菅耕二君 (再開 午後 3時01分) 誠和会の小菅耕二です。日頃から北村市長はじめ、市当局の皆さんにご支援、ご指導いた だいておりますことに、改めて御礼申し上げます。 また、議長をはじめ、各議員の皆様にもご指導いただいておりますことに感謝いたします。 通告に従いまして、順次ご質問申し上げます。 質問の第1番目は、未来をつくる子育て支援についてであります。 万葉集の山上憶良の有名な歌があります。「銀も金も玉も何せむに、まされる宝、子にし かめやも」があります。この心根は生きとし生けるものに共通する命の根底にしっかりと流 れる、弱い者への同情と幼い者への慈愛に満ち満ちたものであります。しかし、今日、依然 として解消されず、社会問題化している学校教育現場でのいじめや子育てに行き詰った幼児 虐待など、背筋を冷たくする問題が多発しております。さまざまな知恵と実践を持って、私 たちは、まされる宝、子にしかめやもとの万人の思いの実現に力を尽くすべきと考えており ます。 家庭を築き、子どもを産み育てるには、親となる人が精神的、身体的、経済的に自立して いる必要があると思います。そのためには、できるだけ早い段階から命の大切さや家庭生活、 社会生活に関する基礎的な素養を育てておく必要があります。この面からも自立の力を持っ た大人となれるよう、地域全体で子どもたちの成長を支え、安心して子どもを産み、喜びと 責任を持って子育てができる環境づくりの確かな実践が必要視されるところであります。 一方、共働き家庭の増加、女性の社会生活での活躍による就業形態の変化などによって、 保育園の入所希望が増えてきていることへの対応や、子育てに伴う経済的負担の軽減、また、 ひとり親家庭に対する支援の充実が望まれております。 また、子育て支援の相談体制を充実して、幼児虐待の早期発見・早期対応も急ぎ望まれて おりますので、生後4カ月までの乳児のいる家庭を全て訪問するなどの具体的な施策の実施 が必要と考えております。さらに、身近に相談する相手や支援する人がいないため、育児不 安を抱える保護者が増えております。 そこで、子育てに豊富な経験を持つ地域の高齢者の皆さんのお力をお借りすることなどが あります。しかしながら、現在の子育てに関する情報が少ない高齢者に、最近の子育て事情 等についての情報提供などの施策の展開があわせて必要な事柄であります。 また、保育園とか、幼稚園とかの枠を乗り越えた、子ども同士の触れ合い、保護者同士の 交流などの見地からの育児の集いの場の充実が望まれております。地域ぐるみの子育てとい う見地からのこれらの取り組みや行政として、まさに力を入れて取り組んでいただきたい課 -155- + + 題であります。 そこで、質問の第1は、就学前児童の教育・保育の充実について、現状での取り組みはど うか。また、今後の課題や取り組みの方向はどうか。あわせてお尋ねいたします。 次に、質問の第2は、子育てに伴う経済的負担軽減及び、ひとり親家庭に対する支援の現 状はどうか。また、今後の課題や取り組みの方向はどうか、あわせてお尋ねいたします。 次に、質問の第3は、ややもすると孤立しがちな子育て家庭の負担を軽減するために、乳 幼児を持つ親と子どもが気軽に集い、打ち解けた雰囲気の中で語り合いながら交流を図り、 育児相談等を受けられる場の充実を望むが、現状での取り組みはどうか。また、今後の課題 や取り組みの方向はどうか、あわせてお尋ねいたします。 次に、質問の第4は、地域全体で子どもたちの成長を支え、安心して子どもを産み、喜び と責任を持って子育てができる環境づくりに向けて、行政の役割と使命、保育園・幼稚園等 関係機関の役割と使命、市民各界各層の役割と使命等について、どのように捉えて進めよう としているのか、あわせてお尋ねいたします。 次に、質問の第2番目ですが、八街市内の道路整備についてであります。
    昨年5月10日に八街バイパスの二区より大木交差点までの区間、約1.5キロメートル の供用が開始されました。一部分的ではありますが、車の流れが変わって交通渋滞が多少な + り改善されてきたようで、私を含め地域の方々がよかったと思っております。しかし、計画 中の大木交差点から国道409号までの約500メートルの区間が未開通のため、新たな交 通渋滞が発生しております。このことによって、地域住民の方々の安全が損なわれておりま す。皆さんが早く安心して渡れたり、車が流れるように願っており、その早急な整備が期待 + されております。 また、一方、市ご当局の積極的な取り組みによって整備された道路は、万が一の災害発生 時の救援物資の円滑な、一刻も早く輸送するという重要な役割を担います。ぜひ、市民の安 心・安全のために、早期の完全開通を望むところであります。 そこで、質問の第1は、八街バイパスの現状はどうか。また、その完成の見通しはどうか 次に、質問の第2は、市内の道路交通網の整備計画の現状と課題はどうか、お尋ねいたし あわせてお尋ねいたします。 ます。 ○市長(北村新司君) 具体的な答弁をお願いして、第1回目の質問を終了いたします。 個人質問8、誠和会、小菅耕二議員の質問に答弁いたします。 初めに、質問事項1.未来をつくる子育て支援について答弁いたします。 (1)ですが、本市では、平成19年4月に風の村保育園八街が開設され、保育園の待機 児童を一時的に解消することができました。しかしながら、その後も待機児童が年々増加し ているほか、平成21年1月に就学前児童の保護者と小学校1年生から3年生までの児童の 保護者を対象に実施した八街市次世代育成支援に関するニーズ調査では、33.4パーセン -156- + トの方が保育園の利用を希望されており、市民の方の潜在的な保育需要は引き続き高いもの と推測しております。現在、市内に所在する社会福祉法人「開拓」が平成25年4月開設に 向け、(仮称)開拓保育園の施設整備事業を現在進めているところでございますが、このこ とが保育園待機児童の解消の一役を担ってくれるものと期待しております。 また、国においては、就学前児童の教育・保育の充実に向けた対応策として、以前より 「子ども・子育て新システム」が検討されておりましたが、今国会において一部修正された、 子ども・子育て関連3法案が可決・成立したところであります。しかしながら、恒久的な財 源の確保と関係する規定の整備などを行う必要があることから、現時点では詳細な情報が国 から届いていない状況であるため、引き続き国の動向を注視するとともに、近隣市町との情 報交換に努めてまいりたいと存じます。 次に(2)ですが、子育てに伴う保護者の経済的負担の軽減を図るため、中学校3年生ま での児童を監護している保護者等に対して、児童手当を支給しております。 また、病気やけがなどにより、医療機関を受診した場合の医療費の助成として、ゼロ歳か ら小学校3年生までは「こども医療費助成制度」を実施しており、八街市独自の事業として 平成23年度より助成対象児童を中学校3年生までに拡大した「児童医療費助成制度」も実 施しております。 また、ひとり親家庭に対する支援につきましては「児童扶養手当」を支給しております。 平成22年8月より、母子家庭に支給されていた手当が、父子家庭にも支給されるように拡 充されたことにより、平成23年度実績では、延べ支給人数は9千119人、支給額で3億 + 6千56万7千465円となっております。 さらに、母子家庭の母及び児童、父子家庭の父及び児童、並びに父母のいない児童に対し、 医療費、調剤費等の一部を助成することにより、ひとり親家庭等の福祉の増進を図ることを
    目的とした「八街市ひとり親家庭等医療費等助成制度」を実施しております。 平成23年度実績では、延べ助成人数で6千86人、助成金額では、1千763万7千5 21円となっております。 また、近年の厳しい経済状況の中、母子家庭の母等は、十分な準備のないまま就業するこ とにより、生計を支えるために十分な収入を得ることが困難な状況にある場合が多いことか ら、千葉県では、就業支援を柱とした母子家庭等に対する総合的な自立支援策を展開してお ります。 父母の離婚等により、児童を養育している「ひとり親家庭」等は、今後も増加すると考え られることから、生活の安定と自立の促進につなげるためにも、就業支援について、広報な どにより周知をしていきたいと考えております。 さらに、千葉県の事業ではありますが、本年7月から「子育て応援!チーパス事業」を実 施しております。この事業は、県内に居住する中学校修了までの子どもまたは妊娠中の人が いる世帯に対し、優待カードを交付し、そのカードを提示することにより、県の承認を受け た店舗等で、その店舗独自のサービスを受けられる事業です。8月1日現在での県内の承認 -157- + 店舗数は、2千275店舗となっており、当市では27店舗となっております。 次に(3)ですが、本市では、子育て親子が交流できる場として、実住保育園と風の村保 育園八街に子育て支援センターを併設し、さまざまな催し物や育児相談を行っているほか、 他の保育園や公立幼稚園では園庭をそれぞれ開放しております。 また、助産師・保健師・赤ちゃん訪問員による新生児訪問事業や乳児家庭全戸訪問事業を 実施しているほか、総合保健福祉センターとスポーツプラザ体育館の一室を市民の皆様が利 用されない範囲、あるいは市役所の業務に支障がない範囲で開放しております。しかしなが ら、現時点では市単独での新たな事業を実施することは非常に難しいことから、社会福祉法 人「開拓」との協議を進め、同法人が平成25年4月に開設を予定している(仮称)開拓保 育園の施設整備事業に合わせ、保育園内に子育て支援センターを併設し、さまざまな催し物 や育児相談を行っていただけることとなったほか、園庭の脇には子育て親子が利用できる広 場を整備していただける予定となっております。 なお、(仮称)開拓保育園や子育て支援センターが開設した際は、広報等で市民の皆様に お知らせしたいと考えておりますので、ぜひご利用いただきたいと存じます。 次に(4)ですが、本市では、地域全体で子育てを支援するため、平成22年度から5年 間で取り組むべき後期行動計画として「八街市次世代育成支援行動計画」を策定し、この計 画の基本理念である「子どもがいつも輝いて明るく健やかに育つ街」の実現に向けて、市民 と行政が連携し、地域を挙げて子育てを支援する街づくりに努めているところであります。 特に本年度は、この計画に基づき、朝陽第三児童クラブを7月に開設したほか、平成25 年4月に開設を予定している(仮称)開拓保育園の施設整備を進めているところであり、引 き続き「八街市次世代育成支援行動計画」に沿った子育て支援の充実に努めてまいりたいと 存じます。 いと存じます。 なお、(1)でも答弁したとおり、国においては、子育て支援の充実に向けた対応策とし て、今国会において、子ども・子育て関連3法案が可決・成立されましたが、現時点では詳 細な情報が国から届いていない状況であることから、引き続き国の動向を注視してまいりた 次に、質問事項2.八街市内の道路整備について答弁いたします。 (1)ですが、県道成東酒々井線の大木地先から、国道409号までの約500メートル 区間の用地買収率は、平成24年8月末の面積ベースで、約92パーセント、国道409号 から主要地方道千葉八街横芝線までの約1千200メートル区間は、約91パーセント、全 体では、約91パーセントとなっております。 大木地先から国道409号までの約500メートル区間については、一部土地所有者のご 理解、ご協力がなかなか得られない箇所がございますが、現在も交渉を進めているところで
    あります。 国道409号から主要地方道千葉八街横芝線までの約1千200メートル区間については、 用地交渉を順次進めており、昨年度から本年度にかけて、8名の方々との土地売買及び補償 -158- + + + 契約を締結したところであります。 八街バイパスの整備にあたっては、雨水排水施設などの整備が必要であることから、今年 度は調節池を含めた流末整備のための、測量・土質調査・詳細設計を予定していると県より 聞いております。 す。 市といたしましても、早期完成に向け、引き続き県に協力してまいりたいと考えておりま 次に(2)ですが、現在進めている道路整備事業につきましては、舗装の劣化が目立って きていることもあり、舗装の改修に力を入れているところでございます。特に、国県道の補 完的役割を果たす市道116号線、六区1号線、102号線において、国の社会資本整備総 合交付金を活用して、舗装改良を実施しております。 また、安心して歩ける歩行空間を確保するための歩道整備や、渋滞の解消に効果的な交差 点改良の必要性は十分認識しているところでございます。 歩道整備につきましては、現在、市道四木28号線や115号線で実施しております。 今後の計画といたしまして、八街市総合計画2005第2次基本計画に位置付けられてい る市道114号線について、県事業である川上県道の交差点改良が完了した後、歩道整備を 実施することになっております。 なお、歩道整備や交差点改良には多額の費用や多くの時間がかかることから、財政状況を 考慮しつつ、安全・安心な道路環境の実現に向け、尽力してまいりたいと考えております。 + ○小菅耕二君 ご答弁ありがとうございました。何点か質問させていただきます。 まず、子育て支援についてでございますが、中学3年生まで拡大した児童医療費助成制度、 この事業概要と現在までの拡大なされた概要についてお尋ねいたします。 ○市民部長(加藤多久美君) この医療費の助成でございますが、まず、助成額についてでございますが、お子さんの通 院・入院等で支払った医療費に対しまして、市民税非課税世帯及び均等割のみの課税世帯の 場合は、保護者の負担を求めることなく、全額の助成。それから、また市民税所得割の課税 世帯の場合は、1回につき200円を保護者に負担していただき、200円を超えた医療費 の支払いに対して助成を行っているということでございます。 なお、実際の助成の方法でございますが、児童医療費と子ども医療費もございますので、 その2つの関係で申し上げると、小学3年生までにつきましては、いわゆる現物給付方式と いうことで、医療機関の窓口で受給券を提示することにより、医療費を支払う必要がなくな る方式を採用しております。この児童医療費の小学4年生から中学3年生までは、いわゆる 償還払い方式という、医療機関の窓口で3割負担分の医療費を支払っていただき、後日、領 収書を市役所の担当窓口でございます健康管理課に提出していただき、その支払った医療費 を後日、保護者の方に振り込むいうことが助成方法となっております。 次に、この対象年齢の拡大の経緯についてでございますが、乳幼児から義務教育修了の中 -159- 学3年生までの医療費助成につきましては、乳幼児医療費助成制度として、例えば通院の場 合ですと3歳未満児までを対象として、千葉県の補助制度を利用して長年実施しておりまし た。平成19年4月に千葉県に先行しまして、本市では4歳未満に、10月には小学校就学
    前まで対象年齢を拡充したところでございます。その後、本市の財政事情が厳しい中でも、 子育て支援策をより一層進めるという観点から、平成21年7月に臨時議会で予算化をお願 いし、平成21年9月から助成対象を小学3年生まで拡充を図ったところでございます。さ らに、翌年の平成22年4月からは小学校6年生まで拡充。そして、北村市長就任後の平成 23年7月から中学校3年生まで、助成対象を拡充したところでございます。 なお、現在の千葉県の助成制度につきましては、ご案内のとおり平成22年12月から対 象年齢が小学3年生まで拡充され、本年12月からは入院に限って中学3年生まで助成され また、この12月から、いわゆる償還払いの方式を現物給付の方式ということで、窓口負 担なしということで、12月からは本市におきましては、そういう作業を進めておるところ ることになっております。 でございます。 なお、この医療費助成につきましては、医療費助成を現物給付に実施することによりまし て、国民健康保険制度における国庫負担金の減額調整の措置がなされておるということで、 これを直ちに廃止することを求めているところでございます。以上でございます。 もう1点、ひとり親家庭等医療費等助成制度、この概要についても教えていただきたいの ○小菅耕二君 + ですが。 ○市民部長(加藤多久美君) ひとり親家庭の医療費関係でございますが、まず、助成の対象者につきましては、先ほど 市長が答弁したとおりでございますが、母子家庭のお母さんとその児童の方、それから父子 家庭の父とその児童、それから父母のいない児童、この方が一応、助成の対象となります。 なお、この助成の対象者につきましては、所得制限がございまして、例えば母子家庭のお 母さんについては、扶養家族の方、人数が1人いらっしゃいますと、所得の上限額が230 万円、これには、一応所得制限は付いておるものでございます。 実際の助成額につきましては、医療機関等の窓口で支払った医療費の一部を助成というこ とで、1カ月1つの医療機関で、1千円については保護者に対して払っていただくと。1千 円が自己負担額ということで、1千円を超える部分について、私どもの方で助成するという ことになっております。つまり、2つの医療機関に行きますと、1千円、1千円で2千円払 っていただいて、その1千円以上の金額を助成するという制度になっております。 なお、先ほど医療費の助成を説明しましたが、小学4年生から中学3年生までについては、 私どもの方で独自事業で償還払いでやっておりますので、まず、ひとり親の医療費助成制度 を使っていただきまして、その後、健康管理課の方で医療費の助成制度を使っていただくと いうことで、1千円はこのひとり親制度、負担していただくわけですけれども、健康管理課 -160- + + + ○小菅耕二君 の方の助成制度の方で、その1千円のうち非課税世帯であれば、それが1千円、医療費助成 の方で助成すると、そういうような制度になっているところでございます。 市では、財政的にも大変厳しい中で、それはいろいろと助成してくださるということで、 本当に子育てされている親御さんたちは助かっていると思います。 次に、日頃から市内商工業の振興を私の議員活動の根底に置いておりますので、子育て応 援チーパス事業は、その活性化策の1つと考えております。市内での対応状況について、ご 答弁いただきましたが、八街市において今後積極的に広がっていくことが、地域振興の大き な取り組みの1つになり得ると考えるところであります。 そこで、八街市の商工業振興という面から積極的に、この事業を推進してはいかがか、考 えるところでありますが、このあたり、市当局ではどうお考えでしょうか。
    ○経済環境部長(中村治幸君) 商工業の振興ということで、私の方からご答弁をさせていただきます。 このチーパス事業につきましては、当初、県が事業を開始するときに、子育ての応援とい うことで、市でも市民部の方と連携をしまして、商工会議所を通じて協賛店に呼びかけたと いう経緯があるようですが、現在27店舗が協賛しているということですけれども、お聞き したところによるとチェーン店ですとか、あるいは銀行等が本店で協賛するという形のもの が非常に多いというふうにお聞きしておりますので、八街の場合、個人店舗がまだかなりあ りますので、これにつきまして、商工会議所を通じて協賛していただけるような働きかけを + 再度行っていきたいというように考えております。 ○小菅耕二君 子育て応援、このチーパス事業、これに協力してくださる店舗の数は、8月1日現在では 27店舗ですが。子育て支援にも大きく貢献できる制度でもありますし、また、八街市の商 工業の振興も図れると期待されるところでもあります。商工会議所と協議はされているとは 思いますけれども、さらに協力店が増えるよう積極的に推進していただきたいとお願いいた 次に、八街市次世代育成支援行動計画、この概要と、その具体的な推進策について、また します。 再度お尋ねいたします。 ○市民部長(加藤多久美君) では、私の方から答弁させていただきます。本市の方では地域全体で子育てを支援するた め、子どもがいつも輝いて明るく健やかに育ちますと、そういうことを基本理念といたしま して、平成22年度から5カ年の行動計画として子育て支援の基本施策90事業を盛り込ん だ八街市次世代育成支援行動計画を平成21年度に作成したものでございます。 事業の展開といたしましては、まず、安心して子どもを産み、ゆとりを持って子育てがで きる家庭や地域の環境づくりを推進するための母子の保健政策といたしまして、各種の健康 診査や予防接種、訪問支援などの事業を実施しておるところでございます。 -161- + また、答弁でございましたとおり、地域における子育て支援といたしまして、実住保育園 と風の村保育園に併設されております子育て支援センターを中心に子育てをしている全ての 親が気軽に集い、相談し合える場の提供にも努めておるところでございます。 次に、保育サービスの現実的な充実でございますが、通常保育に加えまして、保護者の緊 急時や育児疲れなどに対応できる、いわゆる一時預かり保育事業や仕事や子育てが両立でき るよう利用者のニーズに即した延長保育事業なども実施しておるところでございます。 さらに、特に今年度からは、子育て支援の1つとしまして、新規事業といたしまして、1 0カ月児の乳児相談の際にブックスタート事業を開始したところでございます。ちなみに、 この事業につきましては、全ての親御さんに対しまして、図書館司書や保健師などがそれぞ れの立場から赤ちゃんと一緒に絵本を開くことの大切さや楽しさを保護者の方に知っていた だくと。それを伝えながら読み聞かせを通じまして、親子の触れ合いの時間を持つことの大 切さを伝えていくと、このような事業も新規事業として展開しているところでございます。 実際の行動計画の推進にあたりましては、全庁的な取り組みとして進めているところでご ざいますので、私ども関連部署と連携を図りながら、事業に今後とも努めていきたいと、そ のように考えているところでございます。 ○小菅耕二君 子どもを育てるお父さん、お母さん、また、保護者の皆さんに安心して子育てができるよ う、市で取り組んでおられる子育て支援のさまざまな施策をさらに充実させていただいて、 + + このことをお願いいたします。
    次に、八街市内の道路整備についてでございますが、バイパスの土地の購入が91パーセ ントということですけれども、後から始められた409号から大関入口、あのあたりの方も 大分90パーセントということで、かなり土地買収が進められているということです。仮に そちらの方が先に道路工事を始められるということも考えられるかどうか、教えていただき たいと思います。 ○建設部長(糸久博之君) ご指摘のとおり、大関地先から六区1号線、その付近までについては、用地買収につきま しては結構進んでおります。それに先立ちまして、まず、排水整備が必要でございますので、 そういったことを今年度から県で測量等を実施すると聞いておりますので、まず、そういう ことが可能であれば、そういった方法も可能ではないかと考えております。 ○小菅耕二君 道路づくりには、改めて時間と大変な労力が必要であると思います。当局の方々の努力に は敬意を表します。しかしながら、八街バイパスの完全開通は、八街市民の多くの皆さんが 望むところでありますので、その実現ができるよう千葉県のご当局にも粘り強く働きかけて いただいて、開通を願うものでございます。 以上で私の質問を終了いたします。ありがとうございました。 ○議長(鯨井眞佐子君) -162- + ○鈴木広美君 以上で、誠和会、小菅耕二議員の個人質問を終了します。 次に、誠和会、鈴木広美議員の個人質問を許します。 誠和会の鈴木広美です。まず最初に、この9月をもちまして、私も市議会議員として1年 がたちました。これも市長をはじめ、執行部の方々、また、先輩議員の皆様方のご指導、ご 鞭撻によるものと感謝をしております。 それでは、質問書の方に入らせていただきます。 昨年3月には、東日本大震災が発生し、さまざまな場所に大きな被害や爪痕を残しており ます。なかなか復旧や被害に遭われた方々の対応が進んでいないように思われる中、また、 今年の6月から7月にかけては、九州地方を襲った九州豪雨などで、さらに大きな被害がも たらされました。その他にも数多くの事件や事故などがありましたが、しかし、そのような 中で感動や夢、絆を与えてくれたオリンピックがロンドンで開催されました。日本のメダル 数は過去最多であり、一度引退をされた選手が再度挑戦をして、見事にまた金メダルを勝ち 取るなど、男子フェンシング、女子卓球、女子アーチェリーなど初めてのメダル獲得など、 数多く感動、勇気、希望を感じました。 また、改めて勇気や希望を持って八街市の未来発展のために自分にできる限りのことをし て行きたいと思いを重ねました。 そこで、今回は2つの質問をさせていただきます。 質問事項1.安心で安全な街づくり。 + 要旨(1)道路標識の設置についてですが、交通事故は一瞬にして人の幸せを奪い、不幸 のどん底に突き落としてしまいます。そのような事故を防止するためには、道路など歩行者 が安心かつ安全に歩ける施設の設置や整備などが望まれます。しかし、そのような施設の設 置や整備には多額の費用と時間がかかります。しかし、その間にも交通事故は起こり、無策 のまま時間だけが過ぎて行くようなことになりかねません。 そこで、交通標識や交通規制、横断歩道の設置などにより、交通弱者たちを事故から守る 方策を今まで以上に検討すべきではないかと考えております。 また、平成22年、八街市事故数455件、死者4名、負傷者577件。平成23年12 月末までの本市の交通事故件数は408件、死者5名、負傷者498件となっており、千葉 県下57市町内中では、17番であります。このことを踏まえ、私もそうですが、行政とし
    ても悲惨な事故を1件でも減らす、また、1件も起こさせないという確固たる信念が必要で あると思います。 思われます。 また、平成25年の4月頃からは、酒々井インターやアウトレットモールが開通、開業す る中で、交通量の増加やさらなる渋滞が起き、交通事故の増加にもつながってくるものだと 昭和45年に施行されました交通安全対策基本法の第4条には、地方公共団体の責務とし、 「その地域における交通安全に関し、国の施策に準じて施策を講ずるとともに、当該区域の -163- 実情に応じた施策を策定し、及びこれを実行する責務を有する」とあります。 そこで、お伺いいたします。 要旨①市道において標識規制をかけてある路線の現状についてお伺いをいたします。 ②今後、交通量の増加が予測される路線と、その道路への規制に対する標識の設置につい てお伺いをいたします。 ③標識の設置について、関係各位、団体での組織を作り、定期的に協議をしていく考えが あるかをお伺いいたします。 次に、質問事項2.活力ある街づくり。 要旨(1)公共交通バスの運行について。 八街駅より東京駅までの高速バスが運行されて2年近くたとうとしております。これは、 2010年9月16日より運行されていますが、1日に上りが2便、下りが3便あります。 また、本市におかれましても「ふれあいバス」が運行されております。ふれあいバスに関し ては、時間帯やコースなどの変更もありました。 そこで、平成25年の酒々井インターの開通やアウトレットモールの開業に際し、高速バ スや、ふれあいバスの増便、時間、コースなどの見直しやバス会社への交渉などを行い、公 共交通バスの利便性を高めていくべきだと考えております。 そこで、お伺いいたします。 + 要旨①高速バスの利用状況について伺います。 要旨②高速バスを利用して八街駅よりアウトレットモール、成田空港などを含む路線の組 み替えの考えがあるかお伺いをいたします。 また、自動車の運転ができない人たちのことや、八街より下り方面から電車を利用して来 る人たちのための運行を考え、八街駅に人の流れを作るべきだと考えます。 そこで、要旨③JR八街駅より酒々井町のアウトレットモールヘの直通バスの運行の考え 以上で、私の第1回目の質問を終わりにいたします。前向きな答弁をよろしくお願いいた はあるか伺います。 します。 ○市長(北村新司君) 個人質問9、誠和会、鈴木広美議員の質問に答弁いたします。 質問事項1.安心で安全な街づくりについて答弁いたします。 (1)①ですが、ここ近年に市内で新たに交通規制が実施された実績はございませんが、 今年度、東小学校北側、市道一区39号線ナイス理容から、おがわ動物病院の間を速度規制、 市道六区1号線平川商会前T路地から国道409号木原入口交差点の間を大型車両の進入規 制が実施されると千葉県警察本部交通規制課から伺っております。 次に②ですが、平成25年4月には、酒々井インターチェンジの開通、さらには酒々井ア ウトレットモールのオープンが予定されていることから、八街方面へのアクセス道路となる 主要地方道富里酒々井線と国道409号が交差する住野十字路につきましては、今以上の混 -164- + + +
    雑が必至となっており、その対策が急務となっております。 市としましては、以前から道路改良等による交差点処理能力の向上を千葉県に要望してま いりましたが、道路改良等には、地権者の協力、多額の費用、また、長い時間を要すること から、現在まで実現には至ってはおりません。しかしながら、対策が急務となっていること から、当面の暫定的な対策として、時差式信号等を用いた緩和措置を本年8月28日付で、 山本義一千葉県会議員並びに鯨井眞佐子八街市議会議長も同席の上、千葉県警察本部長宛て に要望しております。 また、混雑を避けた車両が周辺市道を抜け道として利用する可能性も予想されることから、 今後の動向を注視し、しかるべき対策を講じてまいりたいと考えております。 次に③ですが、本年7月に教育委員会が主体となり、関係課、警察、各小学校等を含めた 市内各小学校の通学路の現地診断を実施いたしました。 現在、診断結果をもとに各関係機関が対策の実施について検討を行っております。 今後も関係課間で市民の方からの要望等を共有し、警察等の協力を得ながら対策を講じて まいりたいと考えております。 次に、質問事項2.活力ある街づくりについて答弁いたします。 (1)①ですが、八街市内を運行しております高速バスは、平成22年9月16日から、 ちばフラワーバス株式会社により運行を開始したものであります。上りは1日2本で、成東 車庫を始発し、八街市内では八街駅北口及び夕日丘区の坂江に停車し、千城台経由で貝塚イ ンターチェンジから高速道路に乗り入れ、東京駅八重洲口及び東雲車庫に向かいます。下り + は1日3本で、東雲車庫・東京駅八重洲口から千城台を経由して、八街・成東方面に戻って きます。 運行経路の千葉市若葉区にあります御成台車庫からは、京成バスが路線保有している千城 台・東京間の路線の間に、ちばフラワーバスが乗り入れる形となっていることから、成東・ 八街方面への運行本数が少ないものとなっています。 この路線の平成23年度の月平均の利用者数につきましては、上りが、ちばフラワーバス としては895人でありましたが、八街駅からの乗車は20人、坂江からの乗車は11人ほ また、下りは1千208人でありましたが、坂江での降車は19人、八街駅での降車は2 どでありました。 6人ほどでありました。 利用客が伸びない原因の1つとして、千城台経由であることから、東京駅到着までの所要 時間が2時間程度かかっていることが考えられます。市としましては、千城台経由、貝塚イ ンターチェンジから高速道路に乗り入れるのではなく、佐倉インターチェンジから乗り入れ ることができないか、バス会社に要請しているところでございます。 なお、今後とも、バス会社、市がともに高速バスの利用促進を図るため、啓発活動を行っ ていく必要があるものと考えております。 次に②、③につきましては、関連しておりますので、一括して答弁いたします。 -165- + まず、高速バスにつきましては、ちばフラワーバス株式会社が、成東車庫を発着場所とし て運行しておりますが、先ほど答弁したように、東京までの時間がかかり過ぎるなどの理由 から、利用者数が伸び悩んでいるのが現状でございます。 八街駅、酒々井プレミアムアウトレツト、成田空港などを結ぶ路線となりますと、現状の 高速バスの路線の組み替えというよりも、新たな高速バス路線の新設となるものと思われま す。酒々井プレミアムアウトレットを運営するチェルシージャパン株式会社によりますと、 東京や成田空港から直通のシャトルバスも検討しているとのことであり、また、JR酒々井、 京成酒々井両駅から路線バスが運行されると伺っておりますが、八街駅からの経路は考えて いないとのことであります。
    八街駅からプレミアムアウトレットまでの直通バスの運行でございますが、以前、バス会 社に打診をしたところ、アウトレットの来場者は、自家用車利用が大多数で、路線バスを八 街駅からアウトレットまで新たに運行したとしても、乗降客は限られ、採算が合わないこと が予想されることから、困難との回答がありました。 いずれにいたしましても、新たな路線の運行は、民間であるバス会社の採算性を考慮した 判断によることですので、市としては、アウトレット開業後の必要性など、動向を見守って まいりたいと考えております。 ○鈴木広美君 + いただきます。 わかりやすい答弁、ありがとうございました。それでは、自席にて幾つかの質問をさせて + 先ほど市長の答弁の中で、ここ近年に市内で新たな交通規制が実施された実績はございま せんと。しかし、東小学校、それから先ほど大型自動車の進入禁止等の標識をやっていただ けるというお話がありましたし、また、時差式信号が要望されているというお話がございま した。しかし、ここ近年市内でということは、どのくらいの期間、今まで標識について実績 がなかったのか、教えていただけますか。 ○総務部長(浅羽芳明君) 規制ということでお答えをさせていただきますけれども、もう大分前になります。前回実 施されましたのが、平成13年ということになりまして、これは五区10号線、いわゆる、 ふれあいバスターミナルの前の交差点から五区のコミュニティセンターに抜ける中央公民館 の脇の道路、これが朝7時から8時半までの時間帯の車両進入規制、これが実施されて以降 はされていないということでございます。 ○鈴木広美君 かなりの空白の時間があったように感じました。それも踏まえて、順次まとめて質問の準 備をしていきたいのですが、また、先ほど市長答弁の中で、7月に教育委員会が主体となり、 関係課、警察、小学校と、その団体を通しての会議が行われたという答弁がありましたが、 その中で診断結果に関して、今現在どのような診断結果が出たのか。また、関係課等は警察、 各小学校のほかに、どういった関係課が入っているのか、教えていただけますか。 -166- + ○総務部長(浅羽芳明君) この現地診断、7月に実施をしております。通学路の現地診断ということでございますが、 これにつきましては、学校教育課が主となりまして、関係課といいますと、道路河川課、そ れから防災課が参加をしております。 診断結果は、今手元にございませんけれども、この診断結果に基づきまして、小学校の夏 休み期間中に歩道を確保するために下草の排除、それから交通安全看板等の設置。これは一 部残っておりますけれども、それらを実施したところでございます。 なお、現在、道路河川課の方で外側線、それから警察の方では横断歩道の移設、それから 薄くなった横断歩道等の引き直し、これらの検討をしているところでございます。 ○鈴木広美君 この診断結果に基づいて、1日も早い、そういった特に学校関係、子どもたちに対する道 路の安全確保、そういったものに向けては1日も早い対応をお願いしたいと思います。 あと、ここで確認をしたいことがありまして、これは多分防災課と道路河川課にかかって くるんですが、市で付けられる注意看板があると思うんですが、その注意看板が例えばどう いう内容のものが防災課で付けられるのか。あるいは、どういう内容の注意看板が防災課に 行ってお願いをすると付けられるのか。その辺を教えていただきたいのですが。 ○総務部長(浅羽芳明君) 道路上には注意看板等を含めてさまざまな標識がありますけれども、まず、円形であると
    か、逆三角形で赤とか青で、例えば一時停止といった規制に関する標識、これにつきまして + は公安委員会になります。それから、ひし形で黄色に黒字の例えば交差点ありとかといった 境界に関する標識、これについては道路管理者、いわゆる道路河川課ということになります が、設置をしております。 それから、ほかに捨て看板上の長方形、長い、例えば児童多しとか、スピードを落とそう とか、そういった注意看板がありますけれども、そういう交通安全の看板につきましては防 災課で実施をしております。 ○鈴木広美君 非常に今聞いていても、どの看板をどこの課というのが、非常に私はわかりづらくて、で きましたら、これは多分市民の方もこういった注意看板の設置をお願いするとなると、どち らに持っていっていいのかとか、どこに話をしたらいいのかということで、非常に迷うと思 うんですが、こういった窓口を一本化にしていただければありがたいのですが、そういった 今までの質問の内容を踏まえまして、1つお聞きしたいことがあるんですが、昭和45年に 施行された交通安全対策基本法第18条に市町村交通安全対策会議の規定があり、本市でも その規定に基づき、平成22年3月に八街市交通安全条例を施行し、対策会議を設置してい るというふうになっているんですが、この対策会議というのが、今現状どのようになってい るのか、教えていただきたいのですが。 ○総務部長(浅羽芳明君) -167- + ご質問のまず交通安全条例でございますけれども、質問の中にありましたように交通安全 対策基本法、それから千葉県の交通安全条例、これに基づいて、本市における道路交通の安 全を確保するための基本的理念、これを定めるとともに、交通安全に関する施策を推進する ことによって交通事故の防止を図り、もって市民の安全かつ快適な生活の実現を寄与すると いうことを目的に、平成22年4月に施行しております。 それで、この中では、本市における交通安全対策の実施及び推進に関する事務をつかさど るためということで、これも交通安全対策基本法によるところになりますけれども、ご質問 の交通安全対策会議、これを設置するということになっております。 この組織構成につきましては、市長が会長になっておりまして、委員が15人以内という ことになっております。この会議でございますけれども、今年度第9次の八街市交通安全計 画の策定を計画しておるところでございまして、この交通対策会議において作成、それから 見直しに関する事務、これをつかさどるということにしておりますので、現在その会議の開 催に向けて準備を進めているところでございます。 ○鈴木広美君 せっかくこれは、平成22年に条例としてでき上がっていますし、また、会長が市長、ま た副会長には副市長をもってということで、非常にこれは、そういう標識規制とか安全に関 + する内容を速やかに行動がとれる組織になっているはずなので、これをもっと有効にしてい ただいて、また、来年のアウトレットモール開通、開業等がある中で、先日、中村部長の方 からお話があったように、やはり1日平均1万7千人、少なくともその5、6パーセントが + 八街の方を通過したり、流れたりするというお話も出ておりますので、渋滞を避けるために 裏通りに入ってくる車とか、そういったものが非常に多くなると思います。今の協議会をど んどん進めていただいて、道路の整備等には時間とお金がかかりますので、標識等で規制を 1日も早くかけて、1件でも事故がないように進めていただきたいと思います。 次の再質問なんですが、先ほど市長の答弁の中で、貝塚インターチェンジから高速道路に 乗り入れるのではなく、佐倉インターチェンジからとありましたが、これは佐倉インターチ ェンジだけではなくて、酒々井のインターチェンジからも乗り入れの要請はできないのか、
    その辺のお話が上がっていないのか、お聞きしたいのですが。 ○総務部長(浅羽芳明君) 佐倉インターチェンジというお話をさせていただいているのは、現在の貝塚からの乗り入 れと同じように、京成グループが路線保有している路線の間に、ちばフラワーバスが乗り入 れるということになりますので、そういうお話をさせていただいているわけでございますが、 ご指摘のように酒々井インターチェンジからの乗り入れということになりますと、今度はま た新たに路線を設定しなければならないということになります。市民の利便性の確保という ことも当然ありますけれども、業者側においては採算性、これも十分考慮しなければいけな いということだと思います。 いずれにしても、関係する事業者に対しましては、意向とか、その可能性については確認 -168- + はしていきたいと思います。 ○鈴木広美君 いろいろ相手がいることなので、非常に難しい話ではあるかなと思うんですが、粘り強い 交渉をしていただいて、少しでも八街の活性につながるようなコース、あるいは要望をして いただきたいと思います。 あと、ふれあいバスのコースの見直し等を考えて、ふれあいバスをうまく使ってのアウト レット近辺まで行けるようなコースづくりというお考えはあるのか、お伺いしたいのですが。 ○総務部長(浅羽芳明君) ふれあいバスのコースの見直しということになりますと、現在のあそこを通っている北コ ースを見直して乗り入れるということになると思いますけれども、当然、現在の便の運行時 間、これは長くなります。当然、時間も長くなるということ。それから、プレミアムアウト レットの開業に伴って周辺道路、先ほどからお話が出ていますけれども、交通量が増加する ということになって、渋滞が起こるということになると、運行時間が不規則になったり、ま た、長くなったりということも予想されますので、通常利用される方にとっては、ちょっと 影響が出るのではないかということもあります。 それから、アウトレットという施設の性格を考えると、日常的な利用があるかどうかとい うこともございますし、先ほど市長答弁でもありましたように、業者の方でも自家用車利用 が優先するのではないかというようなこともあります。いろいろな課題がありますので、開 業に合わせてコースを見直すということは、まだ難しいというふうに考えておりますけれど も、ただ反面、自家用車利用の抑制ということにもつながるのかなというふうにも考えられ るところではありますので、営業開始後の状況を見た上で、研究課題とさせていただきたい + それから、地域公共交通協議会の中でも、その辺の話題、議論はできるのかなというふう ということになります。 に思っております。 ○鈴木広美君 できる限り前向きに交渉等を検討をお願いしたいと思います。確かにアウトレットモール 等に関しては、自家用利用が非常に多いかと思うんですが、そういった中でも、やはり車の 免許を持っていない方や、あるいは子ども、中学生、高校生ぐらいになりますと、電車でア ウトレットモールへ行こうという子どもたちもいるかと思います。その際、八街駅を利用し ていけるとなると、非常に八街駅にも人の流れができるのかなと。また、そういったところ にいろんな商業施設的なものを作って活性化につながるのではないかなと。実際、下り方面 から八街駅を通過して、八街駅もそうなんですが、佐倉まで出て、佐倉から乗り換えて酒々 井駅におりて、そこからバスといった形で非常に遠回り、時間とお金のロスが出るはずなの で、そういった方々をまたターゲットにした、そういった八街駅からのアウトレットモール 等への他市から来る人たちの流れを作ると。そういったところで、また、活性化を考えられ るような状況ができましたら、ぜひ、それを進めていかれるような内容で検討をお願いした
    -169- いと思います。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(鯨井眞佐子君) 以上で、誠和会、鈴木広美議員の個人質問を終了します。 お諮りします。本日の一般質問をこれで終わりにしたいと思います。 ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鯨井眞佐子君) ご異議なしと認めます。 本日の会議は、これで終了します。 明日は、午前10時から本会議を開き、引き続き一般質問を行います。 長時間、ご苦労さまでした。 (延会 午後 4時06分) + -170- + + + ○本日の会議に付した事件 1.一般質問 + -171- ...